3月のごあいさつ

降ってわいた(でもないのでしょうか)新型肺炎禍に日本中が巻きこまれています。今更中国の食文化や初動の悪さを言うても始まりませんが、あれが日本であっても、あるいはアメリカであっても人々の動きを早期から止めるは不可能です。今の時代、世界中どんな辺鄙な地域からでも36時間だかあればどこにでも行けるそうで、感染症の伝播もこの習いです。ヒトやモノの流れは片時も止まりません、今次のように国家権力で強制しない限り。ウイルスやその他の微生物昆虫の類がそれらに乗って運ばれる。気づいたときにはすっかり遅い。異形の中国だからあの権威主義独裁体制の所為にもできるのでしょうが、いいえ、どの国でも同じことだったと思いますね。そしてもう一つの感心は日本中がこうも簡単に止まってしまうということです。中国は世界の工場だそうで、部品が届かないことには製造ラインが動かない始末。マスクがないないと言うけれど、マスクの一番の産地は中国だとかで笑えない。その中国にせっせとマスクを送って挙句自国民に不足を生じている顚倒ぶり。その昔、アメリカがくしゃみすると日本が風邪をひくと言われたもんですが、今や中国が世界経済を握っているのでした。そして国民の消費活動の大抑制。インバウンドを当て込んでの旅行業界や観光業界のみならず、日本中の飲食業界は大被害です。小中高校生は思わぬ長の春休みとなりましたが、世の母親たちの困惑顔が目に浮かびます。彼女たちの就業に障りが出て、また停滞に拍車がかかります。不謹慎なことですが、昭和天皇が亡くなった時のあの大声を出すことも憚られるような雰囲気を思い出します。こんなに息をひそめなくてもいいでしょうに。

 ともあれ、早期の終息を念ずることではあります。皆様にはくれぐれも感染にご注意ください。

2020.3.1     弘田直樹

2月のごあいさつ

寒くない冬、そして新型肺炎。令和の新年は波乱を含んで始まりました。雪国に雪が降らぬのですから温暖の当地に降るはずもなく。どころかこの季節にあるまじき大雨があちこちに降ります。アリスじゃないですが冬の稲妻も轟きました、さすがにびっくりしました。いつもの冬とこうも違うと天邪鬼の私も風が吹くと桶屋が儲かる式の地球温暖化説を嗤ってばかりもいられない気分になりますが、しかし彼らが言うとおりに大気のCO₂濃度と真の因果関係があるのか。今年の暖冬は偏西風が南北に大きく揺れるから、例年よりも振幅が大きいから寒気が居座らないのが原因とかTVが教えてくれます。そしてエルニーニョとか呼ぶ大洋海水温の高低。なぜそうなるか。そここそが勘所です、偏西風とか海水温とかは単に現象を説明してるだけです原因ではないです。CO₂が増えればそうなるのか?そこのストーリーが風・桶式なのです、だから眉唾。16歳スウエーデン少女の現況に対する抗議はわかりますが、今更日常の便利さを捨てられません。夏の冷房を辛抱できますか?冬の暖房はどうです?地球温暖化なんて大きな話には眉を顰めても、今夜の暖房を切れないでしょう。日常に溶けこんでいる多くの利器のなかった時代には到底戻れないのです。極端な譬えですが、北極の氷を守るために携帯を捨てようなんてことはできぬことなのです。と、私は斜に構えてます。雨には降られるのみ、風には吹かれるのみ。今冬の異常な雨量とか気温とかを何十年ぶりと報道しますが、何十年前にもこんなことがあったということですからね。暢気に過ぎますか?でも、こうするしかないですよね。

今月もよろしくお付き合いください。

2020.2.1 弘田直樹

1月のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。令和の新年が明けました、東京五輪の年です。ミレニアムとの聞きなれぬ言葉が飛び交ったあの時からもう20年です。早いですか?早いですねぇ。一年が早ければ20年30年もあっという間です。ソ連が潰れて30年です、ベルリンの壁が壊される映像は記憶に生々しいです。私事ながら平成4年に開業して28年です。とは言え、早いの遅いのは振り返ってみればの感想です、今からの20年30年なんては果てしなく向こう側です。そんなに長生きも望みませんし、そういう想像自体が皮算用です。さりとて「今日一日に感謝する」という境地でもないのです。今やることをやる、やるべきことをする、明日のための今日ではなくて今日やれることをやっておく、この心境です。私は運命論者で物事は必然として起こり消えていくと思ってます。いえ、マルキシズムではないのです、唯物論には与しません。物事は偶然の重なりあいなのでしょうがそうなるべくしてこの結果に成っているという考えです。自分がやるべき役割があって、それと周りの環境との組み合わせで結果が出る。結果が好ましいかそうでないかはもちろん自分の成果努力が律速するのでしょうが原因はそれだけではない。でも、こうなるべくしてなった結果なのだという考えです。逃げてますか?それとも諦観ですか。世の中にはサクセスストーリーが溢れてますね、ハングリーもの、ど根性もの、成り上がりもの等々。どこをサクセスと定義するかの話なのですが、平凡に日々きちりと生きる人と違うだけのことですよね。スタート地点の違い、大波小波さの違い、それは偶然ではなく必然的な個人差ですから。あなたが両親から生まれたことによる必然です。ここに偶然などありません。この特定の二人から生まれた必然です。だからこの運命を背負って生きるしかないですね。私は人生を切り開いてきたなんて感覚はありません、流れに乗ってきたという感覚です。それを運命と表現しているというわけです。令和の御代におそらく生涯を閉じるのでしょうが(いえ、浩宮は私より3歳しか違いませんからどちらが先かわかりませんが)、そこに向かうのみ、なのです。

今年もよろしくお付き合いいただきますようお願いいたします。

2020.1.1      弘田直樹

12月のあいさつ

毎年同じように過ごしているのです。長い夏に不平を並べ、秋がなくなったと嘆きながら木枯らしに肩をすぼめて「寒うなったのう」と言うているのです。気が付くと12月で、いや、気が付くとなんてのは嘘で、事実ここでもちゃんとクリスマスパーティーの案内をしてます、ちゃんと気づいてますがしかし、ああもう12月か、という感慨は確かなわけです。今年は・・と振り返るにはまだ早いのですが、元号が変わりあれこれの儀式を目の当たりに見た年でした、そして自然災害の酷かったこと。国土強靭化政策ってのはどこ行ったんだ?どこを強くしようとしたんだ?の皮肉。地球温暖化はあの国連での16歳少女の品下る物言いが話題になりましたが、日本では小泉新大臣の能無しぶりを晒しただけでした。香港は燃えています、自由を奪われないようにとする市民や学生たちに知らん顔してる日本は安倍さんはどうなの?人権、自由、平等、法の支配が共通の価値観だと言い続けるのが安倍さんです、それを奪われる危機に瀕している香港に彼は手を差し伸べません。と、挙げ出すときりがないことではあります。来年はもっといい年に。何十年何百年前からの年末の常套句です。やはりこれしかないかと、思うことです。皆様にも来年がより良い年でありますように。今年一年のご愛顧ご愛読ありがとうございました。このブログは2006.3.10以来連続で5000日更新達成できました。改めて感謝いたします。

恒例のクリスマスパーティーはトップページで案内しております。今回もビートルズ、ベンチャーズの懐かしくも古びない音楽を皆さまと楽しみたいと思っております。お誘いあわせの上、多数のご来場をお待ちしております。

2019.12.1   弘田直樹

第22回 Xmas Rock’n Roll Party のご案内とお誘い

皆様のご厚情で続けてまいりましたパーティー、おかげさまで22回を数えることが出来ました。改めてご来場いただきます皆様に深く感謝いたします。
今回は以下の要領で開催いたします。皆さまお誘いあわせの上、よろしくお出まし下さい。

日時: 令和元年12月21日(土) 17時半開場 18時スタート

場所: 柳井市 ベルゼ 0820-23-7777

チケット: 4500円 飲食付き

出演: マージーボックス・キャバーン・ヴィンテージ

尚、チケットは前売りのみです

ベルゼ/柳井市 弘田脳神経外科0820-23-7119 で販売します

大人のロックパーティーです。

身も心も緩めて昔懐かしいロックの生演奏を体でご堪能ください。

楽しいひと時を今年も是非ご一緒に。

 

マージーボックス 弘田直樹

11月ごあいさつ

ラグビーのW杯、日本シリーズとTV観戦に忙しい10月でした。ご覧になりましたか。ラグビーは日本が悲願の8強入り果たして大騒ぎでした。確かにアイルランドやスコットランドに勝つなんて誰も思ってなかったことでしたし、大番狂わせの大金星のと大騒ぎするだけのものだったのでしょうが、決勝トーナメント初戦で南アフリカに負けて(これは完敗、惨敗の態でした)その後です。よくやった、感動した、よくぞワンチームに組み上げた云々かんぬんちやほやし過ぎです。TV番組に選手が呼ばれていじられてますが、そこにリーチがいないんですねぇ。彼の抑制気質には感心することです。NZから単身留学してきて(NZ代表になれないからという側面は確かにあるのでしょうが。それは他の外国人選手も同じことで)ストイックに成長してという物語が何度も語られてましたが。フィジカルと呼称するところのガタイの良さ悪さがこのスポーツの勝ち負け要素の大半を占める以上、純粋な日本人のチームじゃぁ永劫勝てません。だから国際化、だからこの代表選考基準の緩さということではあります。他の準々決勝3試合、準決勝2試合すべて好ゲームでしたが、TVは日本代表を呼んでチヤホヤするだけです。違うでしょう?ですがねぇ。

かたやの日本シリーズ。ソフトバンクの圧倒的な強さでした。ポストシーズン10連勝なんて何じゃ?です。アンチ巨人にとればあの勝ち方(負け方)は胸のすくことではありましたが、あまりにあっけなくて判官贔屓の気分が湧いてきてたことも確かです。笛吹けど踊らず。原にはこの言葉でしょうな。グウの音も出ない、そんな4連敗でした。

いよいよ今年も季節が巡ってきまして、準備に取り掛かっています。今年のパーティーの第一報です。今年も多くの皆様のご来場をお待ちしております。

22nd Xmas Rock’n Roll Party

 

日時:令和元年12月21日(土) 18時~

場所:柳井市 ベルゼ

出演:マージーボックス キャバーン ヴィンテージ

料金 :  4500円  飲食付

チケットは ベルゼ(0820-23-7777) 弘田脳神経外科(0820-23-7119)で販売

一か月前から販売します

 

今月もよろしくお付き合いください          2019.11.1 弘田直樹

10月のごあいさつ!

台風が続けてやってきたことが一因だったのでしょうが、暑い9月でした。最近は9月が秋なんて誰も思わないのです、6月から9月が夏、10、11月が秋です。3月は寒くても初春の趣ではありますが、9月に初秋の匂いはないですねぇ。と、わざわざに私が言わずとも皆さんお感じの通りで、涼風が立つ日があれば季節の巡りを思うわけです。地球温暖化とかそういう色気のない話じゃなくて、四季の移ろいの有難さ、日本で暮らしていることへの感謝です。やっと秋がやってきます。夏の暑さがそれだけ堪えたということですが。

10月の声を聴くとそろそろ年末恒例クリスマスパーティーの準備です。お蔭さまでこれまで21回を重ねてきております、ひとえにご来場いただく皆様方のお力添えに負うことと感謝しております。毎回にそれなりに趣向を凝らすべく工夫をしております、今年も乞うご期待なのですが、日程場所は決まっております。12月21日(土)18時から柳井市ベルゼです。大人がゆっくり楽しめる、気を遣うことなく飲んで歌って踊れる、そんな場にしたいという趣意は変わりません。後日皆様方には改めてご案内申し上げます、今年も大勢の皆様のご来場をお待ちしております。

今月もよろしくおつきあい下さい。    2019.10.1 弘田直樹

9月のご挨拶

 

今年も暑い夏でした、で終わるのかと思いきや先月末は梅雨を思わせる長雨、さらには朝夕の凌ぎやすさ。最近は9月までが夏のうちの筈ですが早々に蝉も泣き止んでしまいました。気候変動天候不順が言挙げされて長く経ってますが、暑かろうが寒かろうが、大雨も大雪もどれも地球温暖化とやらに帰していいんでしょうか。北極南極の氷が解けてきた、海水温が下がらない、現実に世界中の平均気温が上がっているという証拠は出ているようですが、それが二酸化炭素の排出過多、つまり世界中で熱を出し過ぎという単純因に納まるのでしょうか。昔から私は眉唾に思っています。かつてゴアさんでしたかが不都合な真実なんて本で告発したのでしたね、化石燃料の有限さへの危機感をリンクさせた謂いでした。このままでは地球がおかしくなる、石油が枯渇すると。でもそのうちにアメリカでシェールオイルが発見されて、いまやアメリカが世界第一の産油国となってこの話はパタリと沙汰止みです。ホルムズ海峡問題はまた別の話です。民主党政権時代にルーピー鳩山がCO₂の排出を何分の一にするとか何とか勇ましいこと言うてましたがあの京都会議での決定は排出権の売買なんてディールの話に化けてしまって、大口の米中が参加せずに結局これもうやむやでした。暑い寒いや距離時間を電気や石油の利用で克服してきた人類でしたが、進んできた道は戻れません。文明の利器のなかった時代には決して戻れません。だが自然は回復できるだろう、そういう反省と罪滅ぼしのような気持ちを込めてあれこれ綺麗事を並べるわけですが、先進国のやってきたことを後から追いかけて来る国にやるなとも言えないわけです。核不拡散条約のあの不条理さと同じ構図です。アマゾン原生林はブラジルの国益の為にどんどん燃やされてます。こうなればなったで世界は非難します、あそこは世界の肺だと。理科で習った光合成の大工場、地球上に酸素を供給する大工場というわけです。でもどの先進国も開発の名のもと自国の自然を次々に破壊してきているのです。ブラジルだけじゃないです、北京のあのスモッグをどの口が非難できましょうや。地球は一つ。言うは易しです。

今月もよろしくお付き合いください。

2019.9.1        弘田直樹

8月のごあいさつ

梅雨明けが遅かった分、夏仕様に大急ぎの態でした先月末。蝉も慌てて鳴き出して、いきなりの30℃越えで、しかも蒸し暑いこと。日本の夏はそれでいいのですが、その移り方といい、気温の高さや雨の降り方など一年一年変化していきます、それもひどくなる方向です。昔はこうじゃなかったぞ。そう蘊蓄を垂れる高齢になっています。昔話の多くは作り話です、自分勝手に盛っているものですが、こんなひどく雨は降りませんでしたよ、夕立はあったですけどもっとおとなしかったことです。35℃?・・若い時に年寄りの昔話をまた始まったよと聞いてたこと思い出します。同じことやってます。もうこの辺で。

参院選で自民党が勝ちました。いえ、誰もがそう予想してそういう結果になったことでした。政権選択の選挙ではないからと強がり言いながら改憲発議の必要数2/3に届くかどうかとマスコミはすり替えの煽りネタを掲げ、せめてかつての捻れ国会でも目指すのが野党の責任でしょうにとトホホ感に溢れたことでした。選挙の為に統一候補出せるのなら、立憲民主党もこ国民民主党も社民党も言うてることも出自も一緒なんだからわざわざに分派する要などないのに外野は思うのですが、それをせずに、共産党とも組むという「柔軟さ」を見せる。リベラルなんて横文字にごまかしてますが、日本の左翼たちは上等な発展した社会主義ではなくてまだマルキシズムの原理原則に引き付けられる性向指向を持ってるんじゃなと感心はします。志位さんや小池さんが頻りに秋波を送り言い寄っていく、それに呑み込まれていく図です。次の衆院選挙、どうするんですかね。政権選択という目的にどう応ずるんでしょうか、勝てぬと踏んでの外連でしょうかそれとも。共産党と組むことの意味を分かっているのでしょうか。素人にこんなこと言われて恥ずかしいと思うべきですね。

皆さまには酷暑お見舞い申し上げます。今月もよろしくお付き合いください。

2019.8.1    弘田直樹

7月のご挨拶

遅い梅雨とともに蒸し暑さがやってきて、いよいよ夏到来です。水害は困るが降らぬも困る。勝手なことですが、所詮は利便こそが暮らしやすさです。都合のいいに越したことはありません。と言うより都合の悪さをいちいち言挙げする世の中です。誰々の所為にして口を極めて非難して自分は何もしない。さすがに天災に対しては諦めが共通認識としてありますから、警報が遅かったの聞こえなかったの、以前の災害や水不足の反省が足りぬとやら砂防ダムが役に立たぬとかあれこれ批判は湧き出ますが、仕方ないのうで誰もが収めます。それでもTVはダムの底が見え始めると大事件然として騒ぎ立てます。このまま降らないでいると(そんなことはめったにないのですが)いついつには給水制限になる、こうなるまでに水源の確保はできなかったのかなんて、あんたは何様?の大上段で批判します。雨の少ないのが誰かの所為なんですね連中にかかると。自分に都合の悪い事を誰かの所為に押し付けて大叩きして自分は知らん顔してる。大雨の時もそうです。早く逃げろと言いつつ、人身事故を待ってる。誰かが家ごと流された、避難途中に行方不明になった、屋根の上で手を振ってる人がいる・・。TVカメラのヘリコプターの手配の良さはどうです。災害報道の建前ですが、その実は他人の不幸を探してる、蜜の味です。ヘリ会社も儲け時ですから値を釣り上げて待ってますし。と、どこでも需給はそれなりに釣り合っているというわけです。天災は忘れた頃にやってきていたのでしたが昔は、今は年中行事の如くです。それもこれも雨には降られるのみ、風には吹かれるのみの人の無力さの宿命です。天を恨みつつ天に祈るしかないのです。人の営みを象徴してますねぇ。
今月もよろしくお付き合いください。

2019.7.1 弘田直樹

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