5月ごあいさつ

 寒波と暖気とやらが入れ替わりに到来して、冬の寒さと初夏の暑さとが春の趣向を台無しにしたことでした。桜前線は例年通りに北上はしましたが、桜花に雪が積もったりの異様。これも趣と言わざるを得ぬことではありました。一方では季節外れの半袖姿が街に溢れたり、秋がなかった去年の様が再現されるのか、春を飛ばしていきなり夏が来るかと嫌な思いでおりましたが連休前はそれでも朝は肌寒く晩春の季節感でした。こんなことに何だか有り難い思いになっています。春は春らしく。連休からは身も心も夏に向かうわけですから。

 トップページで案内しておりますが、5月18日(日)13時から「‘60懐かしのエレキバンド・コンサート」と銘打ちましてマージーボックスが出演します。ベンチャーズとビートルズ、そして昭和42、3年に大ブームだったグループサウンズの各曲を聴いていただこうという企画です。ジュリーやショーケン、懐かしいあの歌この歌を演奏します。きっとご存知の曲ばかりです、一緒に口ずさんでください。今回はクリスマスパーティーとは違い、昼間の飲食なしのホールでの開催ですが、多くの皆様のお越しをお待ちしております。

 今月もよろしくお付き合いください。

                   2025.5.1   弘田直樹

4月のあいさつ

 3月は寒波がいくつか到来して、そしてその間は暖気が国中を覆い、3月というのに気温が30℃を越えた地域もあったとかで、おいおいの様相。月末はまたまた強い寒波で当地も震えたことでした。いかがお過ごしですか。春は名のみの風の寒さよ、なんてのんびりした風情ではない毎日です。
 春の5KとよくTVが言うてました。間取りのことではなくて、KYの類の略語です。ご存知でしたか。花粉、乾燥、強風、寒暖差、黄砂だそうです。3K職場と昔よく言うてました。きつい、汚い、危険です。よく考えればどんな職場でも三つともではなくてもどれかは当てはまるんじゃないでしょうかね。世の中にきつくない仕事なんてない、とどこかの爺さんに怒られそうです。5Kの方も気象などの環境ごとですから逃げられません。だからどうした?ではあります。こんなのはいくらでもこじつけられるぞとなります。新聞や雑誌の片隅によくある何月生まれの運勢というやつです。待ち人来たらずとかの、おみくじのあれです。あれって(失礼ながら)まじめに占ってるんでしょうかね。そもそも占いってのを信じない口なので余計にそう思います。もっともこれらは信じる人がいて初めて成り立つことですから、今日は水に気をつけなさいなんて曖昧な言葉でもあれこれ当てはまるわけです。信じる者は救われる。と言うより、言うた者勝ち。世の中ですねぇ。
 今月もよろしくお付き合いください。

2025.4.1 弘田直樹

3月のあいさつ

 今年の冬は寒かったと括られるのでしょうね。2月に二度強い寒波が国中を覆って、温暖の当地も寒風に晒されました。空気が(風が)冷たいのですね、風が強い時の体感温度ではなく辺りの空気の正味の温度が低い。これが寒波じゃ!と。晴れた朝には放射冷却を実感します、回りの畑や田んぼ一面に霜が降ります(当地では大霜おおじもと呼びます)。当地は殆ど雪が降らぬのですが、降る時は風花が舞うという表現です。ああ?雪?の態です。雪国の映像が流れますが、全くの別世界です。比べるまでもないことですが、寒さが違うだろうに!との咎めもものかわ、寒かったのですこっちはこっちで。

正月にあれだけ猖獗を極めたインフルエンザA型の大流行でしたが、当地では嘘のように月末には終息して、2月は却ってコロナの方が多い状況でした。例年では年を越えると次はB型の流行になるのですが、今のところはそれも見えず。コロナも、キットが全国隅々に行き渡りましたから感染者は数が減っても消えません。昔、夏にインフルエンザは流行らない(夏には消える)なんて言われてたのは夏の発熱者に対してインフルエンザかどうかを調べなかったからです、この逆の理屈です。とまれ、今のコロナはすっかり普通の風邪ですから罹ったところで、です。初春の風情を楽しみましょう。

 今月もよろしくお付き合いください。

2025.3.1    弘田直樹

2月のあいさつ

 全国で猖獗を極めたインフルエンザの大流行でした。当地でも12月に入ってから急に増え始め年末年始をピークとして1月の終わりにこれまた急速に治まっていく、2カ月かけての逆V字の感染模様でした。当地は周辺市町を加えて10万人に満たぬ鄙の地です、県下有数の高齢化率を誇る地域です、帰省客も相俟ってのことでしたが、日頃の休日診療所の受診者数は30名で多い方だったところが12/29~1/5の7日全て100人を超え、1/2には160を上回りました。殆ど全てが発熱症例で8割がインフルエンザA型2割がコロナということでした。確かめたことではありませんがおそらく全国共通の傾向だったのではないでしょうか。年末年始の大流行の後、新学期が始まりましたからまた一山来るかと身構えましたが意外とそうはならずに経過しています。罹った方がいらっしゃいましょう咽痛や咳も辛いことですが、インフルエンザ特有と言うてもいいでしょうあの寝ても起きてもとれない、身の置き場がないような体のしんどさですね。感染者数はきっとコロナ禍のピーク時も、15年前の新型インフルエンザ流行時をも凌いだのではないでしょうか。感染症は已むを得ません、これぞ人類の歴史です、地球の歴史ですから。寒い中、どうぞご自愛ください。

 今月もよろしくお付き合いくださいませ。

2025.2.1    弘田直樹

2025年1月のごあいさつ

 新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお付き合いいただきますようお願い申し上げます。

 年末から当地は(おそらく全国的な傾向であるのでしょう)インフルエンザが爆発しまして、感染者が激増しております。終業式前の学校で流行り、子たちが自宅へ持って帰り、両親始め同居人にうつし、さらに職場に渡っていく、流行のパターンをきっちり踏んでいます。それにコロナが混じるという形、コロナ禍の際の逆パターンです。気の毒にも抗原検査でインフルエンザもコロナも両者陽性に出るケースもあります。いずれにせよ安静養生しかないのですが、皆様にはご自愛なさいますように。

 今月にはトランプさんが大統領に就任して、世界が変わります。ウクライナはイスラエルはどうなりましょうか。中国はトランプさんとどう対するのでしょうか。呼応するように欧州各国の政治も不安定になっています。翻って日本は、新手の犯罪が横行して日々の安全が脅かされています。石破さんでは頼りないという印象はどうにも拭えません。さりとて代わりになるような人材もなく。世界が揺れ揺れている中ですが、プーチンさんの無体を許すような結果になれば西側の秩序が問われます。全てがトランプさんの手中に握られている感すらします。どうなるのでしょうか。我々は端々で雨風に晒されるのみではあるのですが。

 今年もよろしくお付き合いくださいませ。

                     2025.1.1  弘田 直樹

盛会御礼

 第24回クリスマスロックンロールパーティーは、去る21日に、ご来場いただきました皆様のお陰様を持ちまして恙なく盛会裡に終えることができました。ここに改めまして衷心からの御礼申し上げます。まことに有難うございました。

 昨年は3年間のブランク明けの開催で別の心配が重なったことでしたが、回を重ねるごとにマンネリ(内容だけではなく、演者の衰えは隠せぬところでして)をいかに避けるかが重要な課題になっています。折角ご来場いただく皆様には十分にお楽しみいただきたいことで、当方とすればあれこれの工夫を講じておるつもりですが、ここは率直なご意見を頂戴して反省改善して参る所存でおります。

 とまれ、今年の盛会を心より感謝いたしまして、また来年必ず皆様と伴に「大人のロックンロールパーティー」開催し素敵な時間を過ごしたく心に念じております。

 どうぞ皆様明年も健やかにお過ごしください。またお会いできる日を楽しみにしております。

 よいお年をお迎えくださいませ。

2024.12.23      マージーボックス 弘田直樹

12月あいさつ

 長い夏が続いてもいつの間にか暦は巡って、やっと寒くなったと思ったらもう12月です。能登の大地震で始まった今年でしたが、もう一年が経つのに映像で見る被災地はまだまだ瓦礫の山です。如何に半島部のアクセスの悪い地域だとは言え、この手の大災害の後の対応は今だ記憶に生々しい阪神淡路大震災の頃と何の進歩もないのだと改めて感じ入ります。政治家たちや行政が誰も真剣に対処してこなかったのです、防災がどうこう今更のようにうるさく言うてる石破さんも同罪です。毎度毎度水が出ない、電気が来ない、便所が足りないの繰り返し。体育館での雑魚寝もそう。被災後何日間はとにかく辛抱しろ、何日経ったらあれもできるこれも回復するという見通しと言うか用意準備がないのです。そんなことが十全にできるものならとうにやっている、予想も予定もつかぬ災害にどう用意しろと言うんだ?と行政側は言うのでしょうが、こちらはこちらで想定外をも想定しろとやる水掛け論です。そこで睨み合って思考停止しているから、災害の度に同じことが繰り返されてます。能登はさらに大水害が加わって散々な年になりました。あなたの所為とは誰も言わないが、どうして馳知事が前に出てこない?震災の時にはあれだけ出てきてアピールしてたのに、とは別の非難ですが。明日は我が身と言うは簡単です。災害大国に住む身の運命をどう処しましょうか。

 トップページで案内しておりますように、今年もクリスマスパーティー開催します。給料が上がった人にもそうでなかった人にも物価高は降り掛かって、世界は戦争が続いていて、政情は不安定で、闇バイトの横行は世の中を物騒なものに変えています。日本はこんなんじゃなかったですよね、そう恨み言が口をつきます。コロナ禍が世の中をすっかり変えてしまった感です。でも、抗いましょう。私は私、俺は俺です。昔はよかった。ならばそう突っ張りましょう。今年も楽しい時間をご一緒しましょう。是非ご来場ください。

 今年一年お付き合いいただきまして有難うございました。6800日を越える期間続けてこられましたのは見ていただける皆様がいらっしゃればこその結果です。改めて感謝いたします。幸いまだ続けられそうですので、皆様におかれましてもご自愛いただきまして何卒来年もよろしくお付き合い下さいますよう改めてお願い申し上げます。
 来年は昭和100年です。よいお年をお迎えください。
               2024.12.1 弘田 直樹

11月ごあいさつ

 いつまでも初秋が続いてもう11月です。朝晩は気温が下がるのですが昼間は半袖で過ごせる。何年も前から9月は真夏の内ですが、暑い暑いと言いながらもそれでも日の落ちるのが徐々に早くなってくるのに気づき、夕暮れ色が白から茜に変わっていくわけです。でも暑いまま。せめて10月には期待するのですが、最も遅い真夏日とか富士山の最も遅い冠雪とか記録が毎年更新されていきます。地震や洪水とどうしても繋いでしまう天変地異です。当たり前の11月を望むことですがどうなりましょうか。

 

 昨年4年ぶりに開催して多くの皆様のご来臨を得て盛会裏に終えることができました、クリスマスロックンロールパーティーのご案内です。以下の要領で執り行います。

 

第24回 Xmas Rock’n Roll Party

  日時; 令和6年12月21日(土)18時から

  場所: 柳井市 ベルゼ 0820-23-7777

チケット: 5,000円 飲食付き  ベルゼ、弘田脳神経外科で販売(11月下旬から)

 

 今年もしっかりやります。楽しい時間をご一緒に!

 

                2024.11.1               弘田 直樹

10月あいさつ

 何年も前から9月までは夏です。から真夏日の猛暑日のはさして驚かぬのです。彼岸時のあの大雨(能登地方は重なる災害で気の毒でした)でがらりと気候が変わって、天気予想通りに空気が入れ替わったのでしょうか、朝晩の涼しさは有難いことです。暑さ寒さも彼岸までという言い伝えがそのまま当たったのでしたが、本来はそういう意味ではないだろうとツッコむほどに残酷暑だったわけでした。いかがお過ごしでしょうか。電気代がどうのこうの言う前にクーラーなしでは過ごせぬこと、食品物価高をどうこう不平鳴らしても食べぬわけにはいかぬこと、自分でお米や食材をつくれるわけでもなく。デフレ脱却のために物価を2%上げるぞとのアベノミクスは、給料上がっての物価上昇ではなく、原材料費高騰による価格転嫁の結果という顛末、物価上昇に給料がついて行かぬ現状。自画自賛していた安倍さん亡く、バズーカ放ってた黒田さんもすでに辞め、その責任はどうなるの?岸田さんは何やったのかよくわからぬままに、安倍一強をモデルに進めたものの結局安倍派の不祥事で足引っ張られて退いて、さらに高市では「もうお腹一杯」とばかりに石破を選ぶ自民党の面妖さ。日本という国が下り坂にあることは誰もが感じていることです。我々下々の生活が安全に且つ安定に保たれることを心から願うことです。

 今月もよろしくお付き合いください。

2024.10.1      弘田直樹

9月あいさつ

 猛暑日が何十日も続いた酷暑の8月、南海トラフに関連したものと公式に認められた地震がとうとう起こり、さらには台風が次々に到来して都心や本来台風被害に縁のないはずの東北地方に大雨を降らせて水害を残していく。異常気象と括られてもう何年も経っていますが「異常さ」が落ち着きません。毎年最高(最悪)値の更新を続けます。アスリートの誰かが言うていたそうですが、最年少記録は一度しかできないが、最年長記録は何度でも更新できる、これですね。データはさておき、肌感覚です。当地柳井は暑いと言うてもめったに35度を越えることはなかったのですがそれも昔話で。夜に気温が下がらぬのには驚きでした、30年前には我が家は田んぼの中にぽつんと建っていて「ああ、風が通るとはこういうことか」感心するやら嬉しい事でしたが、そのうちに次々に田んぼが住宅に変わっていき徐々に変化を感じていたのでしたが今年は昼の気温が高すぎて日が暮れても一向に冷めないという事態で。そういえば風が吹かなかったなぁと今気づいてます。日本は四季に恵まれた温帯モンスーン気候と習いましたがすでに亜熱帯ですね、台湾やフィリピンと同じ気候帯。暑い時期とそうでない時期の二季帯。海水温が上がることにより海だけでなく陸上の生態系も大きく変化してきていることを専門家の説明の前に住民が感じていて(サンマがマグロが、熊が鹿が猪がです)、地球を壊してきたのは私たち人間でしかないという事実を皆黙って認めながら、だからと言って現在の暮らしの利便を手放すつもりなど毛頭なくて。つまり後はどう壊れるのかしか残ってないぞと。その道すがらに私たちは立っているのでしょう。昔はこうじゃなかったぞ。思い出は作り話なのですけれど。

 今月もよろしくお付き合いください。

                  2024.9.1     弘田 直樹

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