7月あいさつ

 梅雨入りが遅くて雨が降るとやはり気温は上がらずに昼は蒸し暑くとも夜は夏蒲団を傍に眠る日々です。天気予報は今夏も酷暑だと言いふらします。ここ何年、照れば猛暑、降れば大雨の極端振れです。さすがに慣れたとはいえ、冷房なしにはとてもいられぬ状況、TVの天気コーナーはお為ごかしに迷わずに冷房を使えと年寄りに促します。要らぬ世話じゃと画面に向かって噛みつくわけですが、それだけ一家に一台、いや一部屋に一台、全国各家庭隅々にまで行き渡っている証拠でもあります。一昔前のようにクーラーが贅沢品であった時代にはこんな物言いはできなかったわけですから。そう言えば今経済発展の目覚ましいインドの象徴はクーラーの売れ行きの急増だとの報道がありました。何十年前の日本、白物家電を競って買い揃えていた時代、モノが売れる、給料が上がる、またモノが売れるの好循環が彼の国で繰り返されているわけです。今や中国を抜いて世界一の人口を誇る国の大発展です。その日本が円安で凋落です。十分に満たされて欲しいモノがなくなって金使わなくなって金が回らなくなれば安売り合戦になります、すればグローバル企業の一人勝ちです、地場産業が潰れるばかりです。デフレマインドがどうこうじゃなかったんですねこの結果は。新聞には日本の購買力が1/3にと見出しです。1ドルが75円の頃がありました、そこと比べると価値は半分以下の160円です(6/29)。なんとも政府の無策には腹が立つやら呆れるやらです。アベノミクスが失敗だったのならそうだと総括して対策打てばいいじゃないですか。いつまで安倍さんに忖度してるんでしょうね。月刊誌Hanadaは安倍さんの三回忌特集してます、死んだ子の年を数えても現状打開はできないでしょうに。

 今月もよろしくお付き合いください。

               2024.7.1               弘田 直樹

6月あいさつ

 コロナへの感染症法上の扱いが2類相当から5類に落ちてから一年が過ぎました。当初の夏、そして年末年始に昨年はインフルエンザも同時期に流行しましたので第9波10波と呼んでメディアは煽ったものでした。が、報道自体がトーンダウンして縮小されていましたので視聴者(国民)の感心も文字通りの尻すぼみ、一方で3年間自粛という名の同調圧力に負けていた世情が一気に緩み各種の催し会合や宴会が復活、マスクする人もどんどん少なくなりそして実際に感染者も減っていきました。当地ではもうインフルエンザは消えた状態、コロナも発熱例は抗原検査するからゼロにはならぬという程度ですっかり鎮静しました。今こそ遡り振り返りしてあの大騒動を総括する時と思いますが、政府や専門家たちは取り掛かっているのでしょうか。武漢ウイルスは人工物じゃなかったのか、ワクチンを独占していたファイザー、モデルナ社がウイルスを意図的に変異させたのではないのか、mRNAワクチンの安全性は?週刊誌や月刊誌に尽きることなく掲載される記事です。そして日本のあの対策が正しかったのかどうか。世界に比べて死者数が桁違いに少ないことこそが成功の証という論はよく観ますが、当初空気感染はしないと発表して世界各地でそうではない空気感染するのだと実証が上がって来てもなかなか認めようとしなかった日本学会の権威体質、過ちをなかなか認めようとしない、それにより対策が遅れて被害者を増やすという日本固有の固陋な旧弊への反省はどうなっているのか。次の新興感染症に備えよと厚労省は自治体にはっぱをかけてます、病床確保や発熱外来の充実などへの新しい仕組みが出来上がってはいます。でも、いざ発生したらまた同じことの繰り返しなのでしょうねぇ。古い知識規則定説に拘るだけの権威筋の専門家たちが学会ヒエラルキーの下位に向かってご託宣する、それを有難がる行政やメディアが下々の国民にあれこれの行動制限を掛ける。目に見えるようです。反省はあるのでしょうか。反省しても旧態依然は続くのでしょうねぇ。

 今月もよろしくお付き合いください。

2024.6.1    弘田直樹

5月あいさつ

 今年も暑い夏になるぞと予想が出ています。世界的な気候変動による不作不漁、食料品原材料不足に加えて、果てないように見える円安で物価はいよいよ高くなります。夏の電気代が・・という悲鳴が現実的になってきます。国は補助金を出すくらいの弥縫策しか打てず、ガソリン代も175円で高止まりです。岸田さんは明確な対応策を示すどころか、未だに裏金問題を処理しきれずにいます。大丈夫かいな。もっともこんな時にもっとあてにならぬのがエコノミストと肩書ひけらかしてる連中です。彼らの悲鳴(予想)が当たった例がないです。こんなに借金の多い国はない、今にデフォルトすると何人が言うてきたことか。してないですからね。アベノミクスを非難してきた者も多いですよ、今こそが「そう言うただろう?」とドヤ顔してるんでしょうが(円の価値が半減した、それは紙幣を刷りに刷ってジャブジャブにした所為だと)、でも安倍さんは円安を目指していたのだとの話を聞くと、ここが彼の終点だったのかとため息モノです。上記の如く気候変動やウクライナ戦争というモノの流通を妨げる出来事が起こったことは想定外だったにせよ、グローバリズムという嘘が露呈したりそれなりの現実ではあるのですが、安倍さんがよく言うていたデフレマインドの克服ってのには届きませんでしたね。今後もとても望めません。財布のひもはより一層固くなります。安倍さん、いい時に亡くなったんじゃないですかねぇ。岸田さんの次に、岸田さんが行き詰った後に三たび救世主然と権力を握る段取りだったんでしょうけれど。

 今月もよろしくお付き合いください。

                  2024.5.1        弘田 直樹

4月あいさつ

 当地では冬場小中学生に流行したインフルエンザも落ち着いてきて、コロナも消えませんが数はうんと減りました、そして暦に合わせたように暖かい春の到来です。元日の能登大地震に始まって、異様な暖気に覆われたかと思うと大寒気に包まれて北国だけでなく東京に大雪を降らせ交通網を混乱させる。当地は雨の多い冬だったなの感想です。春が来ました。年度替わりをこの季に設定したのは多くの日本人が抱いている桜の花に対する感傷が背景に似つかわしいからだという説をどこかで見ましたが、確かに日本人のセンチメントは花鳥風月と密接です。自然を愛でる文化です。出会いと別れを花に詠う。梅や桜になぞらえる。軍歌に汎用されたのももちろん同意趣です。日本人の琴線に触れる。散る桜 残る桜も散る桜。あの西行の歌もそうです。こんな歌もあります。花びらを 追う花びらを 追う花びら。やがて桜前線が北上していきます、春爛漫は目の前です。華やぎと一抹のもの寂しさのないまぜになった今だけの季節感を存分に楽しみたいことです。

 今月もよろしくお付き合いください。
                     2024.4.1 弘田 直樹

3月あいさつ

 どれだけ時季外れの気温になろうともやはり2月は2月です、3月というこの字面の持つ早春感、はなやぎ感には敵いません。いかに冷たい風が吹こうと「春は名のみの風の寒さ」よと明日を待てるこの感覚です(もっとも、旧暦では2月は春ですが)。大地震に見舞われた能登半島への無情の雨雪をTVで観つつ、各地で降ればドカ雪、晴れれば初夏並みという気候の乱れが跋扈した今冬でしたが、それも過ぎたことになりました。

 コロナ縛りが解けてもうすぐ一年です。年次行事が当地で復活してコロナ前との比較が話題になります。田舎の当地でもマスクせぬ人の方が増えてきました会合の場でも。年末の東京では混んだ電車の中でのノーマスク状態に驚いたことでしたが、それが田舎者の証拠だったというオチでした。こちらも追いついてきました。学校の卒業式でも何年かぶりに校歌の斉唱が聞かれました(コロナ禍の間は大相撲千秋楽の国歌斉唱の際のように、心の中でお歌いください対応でしたから)。各地で何年かぶりの今まで通りの歓送迎会や春の催しが計画されるのでしょう。これも甘酸っぱい早春感というやつですね。

 今月もよろしく付き合いください。

                  2024.3.1        弘田直樹

2月あいさつ

 正月早々の能登大地震は気の毒なことでした。元日の午後4時なんて、よくもそんな時間に‥と思うことで。コロナ禍が明けて久しぶりに帰省した人も多かったでしょうに。都会の災害と田舎の災害の相違をまざまざと感じることでもありました。学者たちを甚く刺激したことでもありましょうが、まずは情報量の違いですね。つまり現場へのアクセス手段の差。TV各局すぐにヘリコプターをチャーターしたのでしょうが遅かったですよね。据え付けのカメラの映像では後世残るような画像は撮れず、津波警報をNHKアナが命令口調で伝えていましたが、その時にはすでにあちこちに大津波が押し寄せていて。あんな田舎町に都会並みの耐震家屋やら道路の整備ができているはずもなく、都会でも寸断されやすい水道電気が無事であるはずもなく。古い木造家屋はひとたまりもなく押し潰されて、道路は飴の様に曲がり波うち、液状化現象とやらで電柱や信号機は半分以上埋まり。同じような田舎町の当地を思うに、水道は隣町から山を下って来る一本の導管に頼るのみ、電気も火力発電所を構えていますがすぐに止まるでしょうしと、全く他人事ではないことでした。どこでいつ起こるやもしれぬ大災害に前もって備えるなんてことは現実問題としてできぬこと、となると発災後の対応こそがマニュアル化されて‥という流れですが、支援物資が、全国自治体公務員による人的支援が、有志ボランティアたちが続々と差し向けられる、メディアは義捐金を募るといった一連の光景は見慣れたものになってます。仮に予知能力が向上して(今のようにここ30年内に大地震の起こる確率といった曖昧ではなく)もっと正確になったとしても、前もって転居しますなんてことにはきっとなりません。大津波には逃げるしかないと誰もが分かっていてもです。来たら逃げる。ダメなら仕方ない。そう思ってそこに住み続ける人が大半でしょう、年寄りになればなるほどに。ならば防災って何?です。雨には降られるのみ、風には吹かれるのみ。この諦観ですね。

今月もよろしくお付き合いください。

2024 2.1              弘田直樹

1月あいさつ

新年明けましておめでとうございます。今年は昭和で数えれば99年です。その昔明治百年を祝う行事があれこれあったことぼんやりと思い出します、明治村とかが作られましたね。計算すれば1968年ですか、昭和43年私が小学6年生でした。昭和百年もきっと賑々しく記念されるのでしょうね、どんな催しになりますやら。それにつけても大正の扱いの悪いことではあります。

令和になって5年が過ぎようとしてます。昭和で30年平成で30年生きてきた者ですが、年齢はごまかせないと感じることが多くなってきました。ここではあれこれ噛みつき放言書き散らし続けていますが、段々に頑固になっている自覚はあり、「昔はこうだった」への執着が一層増している一方で、自分と違う意見や新しい考え方への忖度と言うか、できぬことへは手を出すなの身構えも明らかになってきたこの頃です。自分は自分と思って些か傲慢気味に生きてきましたが、そうも行かなくなるかとの気づき、怖れなのでしょうか。とはいえ、これはどなたも行く道の筈です。私が別を行けるはずもなくそんなつもりもなく、粛々と天に従うのみと心してはおります。両親始め先人たちの後を続いて行くだけです。

と、年頭から景気の悪いうっとうしい話で申し訳ないことでした。前年はやっとコロナ禍が明けて通常の暮らしが戻って来たことでしたが、物価高、人口減、政治不信などなど毎日の暮らしに直截影響のある問題はそのまま続いて行きます。皆様におかれましてはどうぞご自愛の上ご活躍されますよう祈念申し上げます。

今年もよろしくお付き合いくださいませ。

2024 1.1   弘田直樹

盛会御礼

12月23日、第23回Xmas Rock’n Roll Party 恙なく、盛会裡に終えることができました、全てはおいでいただいた皆様のお陰と存じております。

改めて、感謝いたします。  まことに有難うございました。

4年ぶりの開催で正直なところ不安な思いもありましたが、会場を埋めていただいた皆様のお力で我々は普段以上の力で、高ぶった気持ちのままで演奏することができました。

明年も、状況が許す限り(諸々の環境です)開催する心積もりでおります。その時にはこのホームページで、また別途お手紙でご案内いたします。

どうぞ皆様におかれましてはよい年をお迎えいただいて、明年もお元気にお過ごしいただきますよう祈念いたします。

そして明年またあの場でお会いできることを衷心より楽しみにしております。

 

ご来場、まことに有難うございました。

 

2023.12.24  マージーボックス 弘田直樹

12月あいさつ

一年を顧みる頃となりました。正月頃には流行の大波をかぶったコロナ禍でしたが一応の線引きが5月になされて、行政が(国が)手を離すとこれだけ違うかと改めて報道の力、お上の力を知らしめたことでした。いつ知らん顔するか。致命性などの危険性と比して明らかに大げさすぎた構えへの反省はなされてましょうか。医療機関は右倣えしましたが、その分だけ超多額の出費が嵩んだことへの反省もです。暑い夏でした。10月になっても11月になっても半袖で過ごせる日々が多くて、時期と気温だけから定義されているのでしょう小春日和という風情が全く損なわれた秋ではありました。四季から二季へ。笑い話でもたとえ話でもなくなるのでしょう。
トップページでご案内しておりますように、4年ぶりにクリスマスロックンロールパーティーを開催します。この一年の皆様のご奮闘を振り返りながら、お辛かったこと、憂えること事をこの時だけは脇に置いて、私たちと伴に楽しい時間をお過ごしいただきたいと念じております。多くのご来場をお待ちしております。
今年一年、おつきあいいただきましてまことに有難うございました。続けられるモチベーションは読んでいただける方々がいらっしゃるという事実だけです。聊か品下る口調で書き散らかすしか能のない者ですが、明年もできうる限りアンテナを広げて皆様にあれこれ訴えて参りたく思っています。明年もよろしくお願いいたします。

2023.12.1 弘田直樹

23rd Xmas Roc’kn Roll Party へのお誘い

実に4年ぶりの再開&再会です!
おかげさまで23回目を数えることができました恒例クリスマスパーティー、
下記の要領で開催します。

  • 日時:令和5年12月23日(土) 18時開演(17時半開場)
  • 場所:柳井市 ベルゼ  0820-23-7777
  • チケット:5000円 飲食込み
    ※チケットは 前売り券のみ

弘田脳神経外科(0820-23-7119)とベルゼでのみ販売します

今年もたっぷりビートルズを聴いていただきます。ベンチャーズを演奏してくれますヴィンテージも例年通り出演します。存分にご堪能ください。

大人が楽しめるロックンロールパーティーを求めて回を重ねて参りました。
今年もどうぞ皆様お誘いあわせの上、ご来場ください。

物価、諸経費高騰の折、やむなくチケット代の値上げをいたしましたこと、ご了承ください。クオリティーの維持のためとよろしくお含みおき下さい。

2023.11     マージーボックス 弘田直樹

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