3月あいさつ

 どれだけ時季外れの気温になろうともやはり2月は2月です、3月というこの字面の持つ早春感、はなやぎ感には敵いません。いかに冷たい風が吹こうと「春は名のみの風の寒さ」よと明日を待てるこの感覚です(もっとも、旧暦では2月は春ですが)。大地震に見舞われた能登半島への無情の雨雪をTVで観つつ、各地で降ればドカ雪、晴れれば初夏並みという気候の乱れが跋扈した今冬でしたが、それも過ぎたことになりました。

 コロナ縛りが解けてもうすぐ一年です。年次行事が当地で復活してコロナ前との比較が話題になります。田舎の当地でもマスクせぬ人の方が増えてきました会合の場でも。年末の東京では混んだ電車の中でのノーマスク状態に驚いたことでしたが、それが田舎者の証拠だったというオチでした。こちらも追いついてきました。学校の卒業式でも何年かぶりに校歌の斉唱が聞かれました(コロナ禍の間は大相撲千秋楽の国歌斉唱の際のように、心の中でお歌いください対応でしたから)。各地で何年かぶりの今まで通りの歓送迎会や春の催しが計画されるのでしょう。これも甘酸っぱい早春感というやつですね。

 今月もよろしく付き合いください。

                  2024.3.1        弘田直樹

2月あいさつ

 正月早々の能登大地震は気の毒なことでした。元日の午後4時なんて、よくもそんな時間に‥と思うことで。コロナ禍が明けて久しぶりに帰省した人も多かったでしょうに。都会の災害と田舎の災害の相違をまざまざと感じることでもありました。学者たちを甚く刺激したことでもありましょうが、まずは情報量の違いですね。つまり現場へのアクセス手段の差。TV各局すぐにヘリコプターをチャーターしたのでしょうが遅かったですよね。据え付けのカメラの映像では後世残るような画像は撮れず、津波警報をNHKアナが命令口調で伝えていましたが、その時にはすでにあちこちに大津波が押し寄せていて。あんな田舎町に都会並みの耐震家屋やら道路の整備ができているはずもなく、都会でも寸断されやすい水道電気が無事であるはずもなく。古い木造家屋はひとたまりもなく押し潰されて、道路は飴の様に曲がり波うち、液状化現象とやらで電柱や信号機は半分以上埋まり。同じような田舎町の当地を思うに、水道は隣町から山を下って来る一本の導管に頼るのみ、電気も火力発電所を構えていますがすぐに止まるでしょうしと、全く他人事ではないことでした。どこでいつ起こるやもしれぬ大災害に前もって備えるなんてことは現実問題としてできぬこと、となると発災後の対応こそがマニュアル化されて‥という流れですが、支援物資が、全国自治体公務員による人的支援が、有志ボランティアたちが続々と差し向けられる、メディアは義捐金を募るといった一連の光景は見慣れたものになってます。仮に予知能力が向上して(今のようにここ30年内に大地震の起こる確率といった曖昧ではなく)もっと正確になったとしても、前もって転居しますなんてことにはきっとなりません。大津波には逃げるしかないと誰もが分かっていてもです。来たら逃げる。ダメなら仕方ない。そう思ってそこに住み続ける人が大半でしょう、年寄りになればなるほどに。ならば防災って何?です。雨には降られるのみ、風には吹かれるのみ。この諦観ですね。

今月もよろしくお付き合いください。

2024 2.1              弘田直樹

1月あいさつ

新年明けましておめでとうございます。今年は昭和で数えれば99年です。その昔明治百年を祝う行事があれこれあったことぼんやりと思い出します、明治村とかが作られましたね。計算すれば1968年ですか、昭和43年私が小学6年生でした。昭和百年もきっと賑々しく記念されるのでしょうね、どんな催しになりますやら。それにつけても大正の扱いの悪いことではあります。

令和になって5年が過ぎようとしてます。昭和で30年平成で30年生きてきた者ですが、年齢はごまかせないと感じることが多くなってきました。ここではあれこれ噛みつき放言書き散らし続けていますが、段々に頑固になっている自覚はあり、「昔はこうだった」への執着が一層増している一方で、自分と違う意見や新しい考え方への忖度と言うか、できぬことへは手を出すなの身構えも明らかになってきたこの頃です。自分は自分と思って些か傲慢気味に生きてきましたが、そうも行かなくなるかとの気づき、怖れなのでしょうか。とはいえ、これはどなたも行く道の筈です。私が別を行けるはずもなくそんなつもりもなく、粛々と天に従うのみと心してはおります。両親始め先人たちの後を続いて行くだけです。

と、年頭から景気の悪いうっとうしい話で申し訳ないことでした。前年はやっとコロナ禍が明けて通常の暮らしが戻って来たことでしたが、物価高、人口減、政治不信などなど毎日の暮らしに直截影響のある問題はそのまま続いて行きます。皆様におかれましてはどうぞご自愛の上ご活躍されますよう祈念申し上げます。

今年もよろしくお付き合いくださいませ。

2024 1.1   弘田直樹

盛会御礼

12月23日、第23回Xmas Rock’n Roll Party 恙なく、盛会裡に終えることができました、全てはおいでいただいた皆様のお陰と存じております。

改めて、感謝いたします。  まことに有難うございました。

4年ぶりの開催で正直なところ不安な思いもありましたが、会場を埋めていただいた皆様のお力で我々は普段以上の力で、高ぶった気持ちのままで演奏することができました。

明年も、状況が許す限り(諸々の環境です)開催する心積もりでおります。その時にはこのホームページで、また別途お手紙でご案内いたします。

どうぞ皆様におかれましてはよい年をお迎えいただいて、明年もお元気にお過ごしいただきますよう祈念いたします。

そして明年またあの場でお会いできることを衷心より楽しみにしております。

 

ご来場、まことに有難うございました。

 

2023.12.24  マージーボックス 弘田直樹

12月あいさつ

一年を顧みる頃となりました。正月頃には流行の大波をかぶったコロナ禍でしたが一応の線引きが5月になされて、行政が(国が)手を離すとこれだけ違うかと改めて報道の力、お上の力を知らしめたことでした。いつ知らん顔するか。致命性などの危険性と比して明らかに大げさすぎた構えへの反省はなされてましょうか。医療機関は右倣えしましたが、その分だけ超多額の出費が嵩んだことへの反省もです。暑い夏でした。10月になっても11月になっても半袖で過ごせる日々が多くて、時期と気温だけから定義されているのでしょう小春日和という風情が全く損なわれた秋ではありました。四季から二季へ。笑い話でもたとえ話でもなくなるのでしょう。
トップページでご案内しておりますように、4年ぶりにクリスマスロックンロールパーティーを開催します。この一年の皆様のご奮闘を振り返りながら、お辛かったこと、憂えること事をこの時だけは脇に置いて、私たちと伴に楽しい時間をお過ごしいただきたいと念じております。多くのご来場をお待ちしております。
今年一年、おつきあいいただきましてまことに有難うございました。続けられるモチベーションは読んでいただける方々がいらっしゃるという事実だけです。聊か品下る口調で書き散らかすしか能のない者ですが、明年もできうる限りアンテナを広げて皆様にあれこれ訴えて参りたく思っています。明年もよろしくお願いいたします。

2023.12.1 弘田直樹

23rd Xmas Roc’kn Roll Party へのお誘い

実に4年ぶりの再開&再会です!
おかげさまで23回目を数えることができました恒例クリスマスパーティー、
下記の要領で開催します。

  • 日時:令和5年12月23日(土) 18時開演(17時半開場)
  • 場所:柳井市 ベルゼ  0820-23-7777
  • チケット:5000円 飲食込み
    ※チケットは 前売り券のみ

弘田脳神経外科(0820-23-7119)とベルゼでのみ販売します

今年もたっぷりビートルズを聴いていただきます。ベンチャーズを演奏してくれますヴィンテージも例年通り出演します。存分にご堪能ください。

大人が楽しめるロックンロールパーティーを求めて回を重ねて参りました。
今年もどうぞ皆様お誘いあわせの上、ご来場ください。

物価、諸経費高騰の折、やむなくチケット代の値上げをいたしましたこと、ご了承ください。クオリティーの維持のためとよろしくお含みおき下さい。

2023.11     マージーボックス 弘田直樹

11月あいさつ

朝晩は十分に気温が下がって寒いくらいのことでしたが、昼間はこれまた十分に暑くなっての10月でした。今季は暖冬だとの予想が出ています。ラニーニョのエルニーニョのと赤道付近の海水温度の高低で世界の気候が変わるそうですが本当かいな?全国各地の紅葉が遅れて、とのニュース。今に四季ではなく春秋が消えて二季になるぞと誰かが言うてました。変化は受け入れるのみと知りつつ、変われぬ石頭がもちろん相当に取り残されて面倒なことになるのですが、お天道様には誰も抗えぬのです。せめて、夏が終わって日が短くなる、夕陽が茜色に染まっていくこのもの悲しさを味わっていたいことですが、時はせっかちに過ぎていきます。もう11月です。
3年間の空白を経て、今季は4年ぶりにクリスマスパーティーを開催します。メンバー一堂例年以上に気合いを入れて準備に取り掛かっております。ジョンレノンの遺作ともなるデモテープをポールとリンゴが手を加えて商品化したり(ビートルズは何やっても金になりますから)、あのローリングストーンズがこちらもオリジナルメンバーが二人になってしまったのに何十年ぶりかに新しいアルバムを発表したり、80歳の爺さんたちに負けてはおれないのです。
23rd Xmas Rock’n Roll Party
2023.12.23 (土) 柳井市ベルゼで 18時スタート
チケット¥5000
チケットは一か月前から販売予定です。また正式にご案内します。
乞う ご期待!!
2023.11.1 弘田直樹

10月あいさつ

何十年も前からそうわかっていることとは言え、9月の暑さはやはりきついことではあります。さすがに彼岸頃からは朝晩に涼風が立って眠り易いことではありましたが、昼間の暑さには閉口する。6月から9月までが夏。今に春秋がなくなって四季が二季になると誰かが言うてましたが、気候の亜熱帯化は確実に進んでいるのが肌感覚ですねその定義はどうあれ。で、一旦季節が移り始めると一気に進む、これもよくある傾向です。体調維持にはどうぞご留意を。で、コロナです、インフルエンザです。まだまだ終息には遠いです。が、これだけ罹る人が増えると言う所の集団免疫ってのも近づいてくるはずで、新株の出現はあれこれ言われてますがやがて落ち着いて来ましょう。インフルエンザも冬の感染症で夏にはないのだと堅く信じられてましたが、それはあくまで今までの経験論であって、単に夏の高熱例に対して抗原検査してなかったからなのでしょう。調べてみたらこうだったというだけ。ここ何年、抗原検査を年中するようになったから見つかってるだけ。コロナの流行当初二年は調べても調べてもインフルエンザが見つからなかったのは、みんながマスクしたから。マスクしておけばこっちの流行は抑えられるとわかったのでした。ですから、今こそマスクなのですよ、皆様。

今年はクリスマスパーティーを開催予定です。丸3年中止せざるを得ぬことでしたが、今年4年ぶりに12月23日(土)18時から柳井市ベルゼで開催します。準備を始めております。生バンドの大音量を体で聴いてもらう、あの楽しい時間を久しぶりに味わってください。また正式にご案内します。多くの皆様のご来場をお待ちしております。

今月もよろしくお付き合いください。

2023.10.1     弘田直樹

9月あいさつ

各地で測定史上最高温を記録したとの報道が相次いだ今夏でした。特に北国、東北地方の大水害や北海道全域に熱中症警戒アラートが出たりの異常状態が目立ちました。TVの気象コーナーではあれこれ解説してくれます、もちろん我々は反論する理屈を持ってませんからへぇ~と聞くばかりなのですが、海水温の上昇とか偏西風の異常とか、その基には地球温暖化、大気中CO₂の増加があるとか、でもそれが因果なのかい?の疑問は消えません。偏西風がいつもと違う流れ方しているから湿った暖気熱気が日本の南岸に流れ込んでるとよくプレゼンされてますが、それは現象を観測した通りに説明しているだけで因果関係じゃないですよね。客観的事実という科学の匂いは強くしているけれど、そうなったのは何故なんだ?がその奥にありますよね。妙に言いがかりをつけてるんじゃないです、世の中こんなことだと思ってはいます。でもわれわれは嘘ではないデータでごまかされてるんですねきっと。もちろん予報士達に悪意などはないことですが。「天気が悪いのは何故?だから雨が降ってるじゃないか」。「餅にカビが生えるのは何故?バカ野郎、早く食わねぇからだ!」世の中には落語のオチがころがってます。

5月8日を境にしてコロナが5類に指定変更されて、もうすぐ4カ月です。ご存知の通り、全国で感染状況は遅々として終息に向かいません。盆の頃は当地でも感染者は多かったです、あれだけ多くが帰省してくれば家庭内感染は当然の結末です。でも、もうただの風邪になってますね(現場の感覚です、TVに出てくる専門家はそうは言わないでしょうが)。今こそ集団感染状態が作られて文字通りインフルエンザ同等となっていく。という流れで、今年は必ずクリスマス・ロックンロール・パーティーを開催するつもりでおります。丸々3年間空きました、4年ぶりの開催です。従来の形式で、飲んで踊ってのパーティーを開催するつもりです。今月から準備に入る所存です。皆様、乞うご期待!です。正式にご案内できる日を楽しみにしております。

今月もよろしくお付き合いください。

2023.9.1           弘田 直樹

8月あいさつ

連日の猛暑が伝えられますが、当地を含め暑くない地域はないようです。高温競争になって、前橋や熊谷、甲府などはそっちで売り出してる様相、何が商売になるかわかりませんこの時代。もっとも高温日本一はまだ笑えても、大雨(水害)日本一で売る町はさすがにいないことで。高温化は確かに近年如実で、国連の事務総長が地球はwarming ではなくて boiling しているとこの前話してましたね。暑いのは日本だけじゃなくて欧米含めて地球全体の問題だと。36℃37℃という報道聞くとどうしても昔話になって、俺たちが子供の頃は夏休みに学校のプールの日に30℃越えて暑い暑いと言うてたもんだと。自宅にクーラーなんてない時代です、夜は広い部屋で窓明け放して蚊取り線香焚いて。私の子供時代にはもう蚊帳は一般的ではなかったですよ。でも祖母宅や伯母宅にあったのを知ってますから、網戸やベープマットとかへの過渡期だったんでしょうね、住宅事情も相俟って。密室化というか。昔ながらの開け放せば家中に風の通る田舎の一軒家(縁側のある障子、雨戸の家)からアパートなどの集団住宅への移行期だったのです。狭い部屋に蚊帳吊るってのも現実的ではないです、却って狭さが強調されて、暑苦しい。あれ結構嵩高いですからね。と、やはり昔話になってしまいます。全国全戸にクーラーがついて、つまり室外機から熱風が一日中日本中で排出されてるわけです。気温も上がりましょうよ。もうクーラーのない時代に戻れはしません。使い過ぎるな、なんて寝言ですわ。電気代が‥と嘆きつつ、クーラー切れませんから。

さて皆様にはどうぞ体調管理に留意いただいてご自愛なさいますように。TVが煽るほどに、簡単に熱中症なんかには陥りません。少々の暑さに負けるような体じゃありません。が、昔から言うように、暑い時には食欲と睡眠です。汗をプルプルかきながら熱いものを食べて、十分な睡眠時間を取る。乗り切りましょうぞ!

今月もよろしくお付き合いください。

2023.8.1        弘田 直樹

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