3月のごあいさつ

コロナがとうとう一年収まらずに、また春三月を迎えました。昨年中の恒例行事を全て潰した挙句、年明けて猛威を振るった第三波の勢いがやっと収まりかけたかの矢先です。緊急事態宣言が飲食業界旅行観光業界をさらに窒息させ、首都圏以外で今月一日に前倒しで解除するとの決定がなされたところ、菅さんは相変わらず熱意伝わらぬ物言いでアナウンスを続けてます。顔を伏せての原稿読みこそやめましたが、顔上げてカメラに向かうかと言えばそうでもない。しつこく問われるとすぐに苛立ちを露わにしてわかり易い性格。トップを風除けにして実権握るNo2(官房長官)が一番似合う人なのでしょう。人事屋のイメージです。今次の急速なコロナ陽性者数の減少は実はPCR検査感度を落とした結果という側面もあるのだそうです。別に暴露話ではありません、公式に変更が通知されてるそうです。興味を持ってPCR検査のことを見聞きしておられた方はご存知でしょうか、PCR検査とは検体に微量に存在するウイルスのRNAを複数回コピーを繰り返して増幅検知するもので、陽性陰性の結果はコピー回数に当然依存します。回数増やせばそれだけ陽性判定も多くなる。日本では元々その回数が世界の標準より多かったんだそうで、それを今次減らしたそうです。つまり、以前のデータと比較できなくなったということですが、それをメディアは言いません。公表された数字を自治体別に単純に羅列してるだけ。感度そのものが落ちれば(どちらが本来なのかは定義に拠ります)陽性者も減ります、当然です。さて、今後の経過です。感度を落としても陽性者がこのまま順調に減れば良しです。が、そうでなければ・・。

今月もよろしくお付き合いください。

2021.3.1     弘田直樹

2月のごあいさつ

冬の早朝は三文の得を感じることが多いです。外の景色です。もちろん晴れている朝です、放射冷却で周りの田畑一面に霜が降りている寒い朝です。

当地では「おおじも(大霜)が降りちょる」と言います。夜のうちで一番暗いと言われる明ける前から暁、曙、東雲、朝ぼらけと日本人は日の出模様を区別してきました、この感性です。体感できます。陽が昇って来るに沿って明るさもそうなのですが、空一面に繰り広げられる大パノラマです。黒、紺、紫、青、橙、白のグラデーションです。これは寒い冬が一番美しいです。冬はつとめて、なのです。もっとも、清少納言がつきづきしと嘆じたのはこの景色ではないのですが。当地ではそろそろ日が長くなるころです、朝6時頃から始まります。冬至の頃を中心にほぼ二カ月長い夜が続くのですが、一旦陽の昇りが早くなり始めると日に日にという感じで勢いがつきます。まだ楽しめます、寒い早朝の東の空を愛でるも一興です、皆様。そして西側には月です。望以降の月齢の月は夜明け時には西の空に残ります。月明かりは歌の文句の通りに青いのだと実感するのも冬のことです。皓々と照る月は冬のものです。これに雪があればさぞや明るいことだろうと思うことですが、間抜けなことにこの年齢になるまで一面の雪景色を観たことがありません。雪明りたるやさぞやとは想像することです。特に望前後の大きな月の時には西に傾き沈もうとする前に橙を増していく様は美しいです。月明かりが朝陽に呑み込まれていく様。空の西と東で時々刻々変化していくドラマ。早起きされるのも悪くありませんよ。

今月もよろしくお付き合いください。     2021.2.1    弘田直樹

2021年1月のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお付き合いいただきますようお願いいたします。

結局コロナ一色に塗りつぶされた一年でした。最後の最後に大きな波を被ってしまうというおまけまでつきました。冬まで持ち越したらインフルエンザと合わさってひどいことになるから何とか夏の前までに、が当初のビジョンでしたね。五輪が延期されてクソ暑いさ中にもコロナは消えず、年次行事が次々と中止されていくうちに季節は廻り、でした。年内に終息できなかったのでしたが、インフルエンザの同時流行という予想も外れてくれて、こちらは幸いではありました。ウイルスの変異株が流行し始めている、つまり新型のさらに新型というわけですが、こりゃ抑え込もうという対応が間違ってると教えてくれてるのでしょう。人類がウイルスに勝った証しとして五輪を開催したいと安倍さんは大見得切ってましたが、そもそもこの考え方がいけないんだとウイルスに嗤われてる態です。やれやれ。

とまれ、ポストかウイズかそんなことはどちらでもよろしい、私たちは毎日過ごしていくのみです。五輪が無事に開催される。国の本音はここです。そこから逆算する。でも、もう東京大阪や周辺の大都市は言うこと聞かない。首長は叫びますが住民は知らん顔ですから。こうやって集団免疫ってやつに移行するのでしょう。あれこれの手立てを嘲笑うかのようにストンと消えていくんでしょう、拡がるだけ拡がった挙句に。ならばそれを待つのみ。じっと待ちましょう。インフルエンザが新型からすぐに季節性と名を変えたように、コロナも普通の風邪に必ず変わります。そこまでの辛抱です。伴に参りましょう。

今年のクリスマスにはまた皆さまとお会いできることを心から祈念して。

2021.1.1          弘田直樹

12月ごあいさつ

コロナ禍の終息が見えぬままに年末を迎えました。年頭の札幌の雪まつりを場とした北海道での感染拡大が端緒でしたか、団体客は抑えたけれど(入国禁止)個人でやって来る中国人観光客は制限なしだったというザル規制を他人事に笑っていたことを思い出します。当時から経済優先でした。だから今があるなんては言いません、政治決定ですから。第一波の頃には暑い夏には落ち着くだろうなんて楽観でしたね、インフルエンザに擬してました。その頃から冬までに終息しなかったらインフルエンザの流行と重なってえらい事になる、だから‥という理屈でした。顧みて反省して次善の策を探る。言うは容易いですが、効果が出ぬうちは常に非難の対象です。死屍累々の果てに終息という結末は避けたいこと、誰もがそこに向かい考え行動するのです。ここは辛抱。これに尽きましょうか。
トップページで案内しております通り、残念ですが今年のクリスマスロックンロールパーティーは中止といたします。何人かの方々からお問い合わせを受けました、開催を危ぶんでいただいたことでした。何とか終息に向かわぬことかと我慢して待ったことでしたが、果たして第三波に吞まれてしまいこの決断に至った次第です。中止をお伝えした後に、残念だが来年を楽しみにしておくとのお言葉をいくつか頂戴しました、まことに有難いことでありました。改めて皆様のご厚情に感謝いたします次第です。有難うございます。

皆様におかれましては今冬年末を健やかにお過ごしになりますようお祈りいたします。飲食業種の皆様にはまことに心苦しい物言いにはなりますが、感染の機会は飲食の場、3密の場、大勢が集まる場です。今季はどうぞご辛抱を。そして来年は必ず「いつもの年」になりますよう、ともに願い参りましょう。
今年一年、お付き合いいただきまして有難うございました。
明年もよろしくお願いいたします。

2020.12.1 弘田直樹

10月のごあいさつ

例年であれば9月一杯真夏日が(あるいは猛暑日も)混じり晩夏初秋どころか夏そのままで過ぎることが多かったのですが、今年は9月半ばからぐっと朝晩が涼しくなりました。陽の色も陽炎立つ白から茜に替わってきます。同時に日はどんどん短くなります。夏休み(今年は異例に短かったのでしたが)の終わりを感じさせてくれる夕暮れの早まりがどんどん加速されていく時期です。季節の移ろいです。ここ何年か特にこの感覚に敏になってきた思いでいます。歳をとったと言うことなのでしょうが。

 例年ですとこの時期は集会や飲み会の機が多くなるのですが、今年ばかりはそうもいきません。全国の事例を見ても感染は飲食の場で発生していることが多いのです。もちろん病院や介護施設、学校寮の集団感染は別の理由ですけれども、一般のクラスター発生は全て飲食の場と言うてもいいでしょう。コロナ感染症は危険な感染症ではないことがわかってきてきっと来年(五輪が終わればすぐに)には法律の枠から外れて「普通の風邪」扱いになるのでしょうが、しかし今は対応せねばなりません。マージーボックスも恒例のクリスマスパーティーの開催の是非を検討中です。大勢が密に集まる飲食の場という点、パーティーこそ典型的な事例ではあります。来月早々には決定ご案内する所存でおります。よろしくお願いします。

 今月もよろしくお付き合いください。

2020.10.1         弘田直樹

9月のごあいさつ

酷暑は続きますが、季節は移っていきます。いつの間にか日が短くなり、夕陽には眩しい白に茜が混ざりはじめ、影は長くなります。子供のころから感じていた、夏の終わる情景です。やがて遠くの山や島影がくっきりと見え始め、空気が冷え澄んでいく季節感です。

一方でこの季節感に逆らうものもいます、コロナです。春先は暑い夏には一旦は終息するだろうという予想もよく聞いたことでしたが、それどころかの現実です。とうとう当県西部にも感染拡大の様相が見え、全国蔓延を実感するところです。暑い夏にこの有様です、本来の旬の季節になった頃にはどうなるんだとこれまた学者やメディアが煽ることですが、皆がマスク手洗い励行したことによって、今春にインフルエンザが流行しなかったことは厳たる事実です。そもそも複数のウイルスが同時に流行することは珍しい事であり(干渉と表現されます)今年の秋冬も同時流行ではなくどちらか一方だけだろうとの見立ても聞くことですが、両者の大流行を煽る方が耳目を引きます。どうする、どうする?どうするってどうにもなりません。そうなったらそうなったで対応するのみですから。かつての新型インフルエンザ流行時のように、です。毎冬のように嘔吐下痢(ノロ)で、またインフルエンザで一家全滅の家庭が出て、あちこちの学校で学級閉鎖学年閉鎖されて、やがて終息する。その繰り返しです。グレードの高い感染症指定から外して季節性インフルエンザと同じ扱いにすれば一気に「終息」しますよ、保健所が追いかけなくなりますから。そして法律の枠を離れればその流行について誰を咎めることもできなくなりますからメディアがすぐに飽きます。法律下に追いかけ対策しなければならぬから政府行政の所為にできるのです、だからメディアも面白がって失策を探す。この建付けを外したら、一気に「終息」でしょう。そうすればいいのに。いえ、遠からずそうなるのですけれど、いつやるか。専門家会議(分科会ですか)が提案できるか。ここですか。本当の終息ではなくて、見かけ上の「終息」へ。さてさて。

今月も皆さま感染にはくれぐれもご注意の上、よろしくお付き合いください。

2020.9.1           弘田直樹

8月のごあいさつ

コロナと冷夏。コロナと大雨被害がメインでした。野菜の値段がどうこうよりもそもそもの経済沈滞です、日照時間が云々と普段ならTVが頻りに言うてたはずのことですが、全く採り上げられません。今月にしっかり取り戻せればいいのでしょうが、素人ながらこれだけ日が照らぬはまずいだろうと思うことです。蝉が鳴きませんもの。

コロナ禍も一向に収まりません。というか、収めようとしてないのですから当然の結果です。今は壮大な実験の真っ最中です。4月5月は感染拡大を抑えにかかりました、国を挙げておとなしくしてました。で、結果は出ました。人が動かなければ感染は拡がらない。実験その一です。しかし一方で、人の動きが止まると金が動かなくなるという、誰もが頭では理解できるけれどまさかそんなことは起きないと高括っていた現象が教科書通りに起こり、補填補償騒ぎになる。ここぞ政治家の出番。感染拡大防止と経済活動再開とはトレードオフだと口では言いつつ、後者に舵を切る。拙速、人災の非難もものかわで進む。果たしてこちらも教科書通り、感染がどんどん拡大する。人が動くと感染は拡大する。実験その二。わかったことは二律背反だということ。どちらも同時に手に入れることはできぬということ。その上でどちらを選ぶか。これぞ政治マターです。

やがて必ず感染症は終息します。拡がるだけ拡がって已みます。ペストも天然痘もはしかもエボラもどんな致死的感染症でも、でした。これが人類の歴史です。ましてや今次のコロナはそんな猛毒ウイルスではありません。あるいは来年にはインフルエンザのようによくある風邪の一つに数えられるだけになるやもしれません。指定感染症である限りこの構えなのです、ここから外されればだれも見向きしなくなります、そういうもんです。

正しく怖れよ。わかったようにTVが言いますが、具体的には暫くは会食の場に行かぬこと、対面で騒がないこと、感染地経由の者には会わぬことです。あれだけ悪の権化みたいに非難されてたパチンコ屋ではクラスター出なかったでしょう?横並びで隣には見向きもしない、さらに会話しないからです。ここに大ヒントがあります。飛沫(エアロゾル)が主じゃないのです、実は接触なのです、手で触ってるのです(飲食!)。他人と会う時にはマスクをして、首から上をできるだけ触らないようにする(髪もです)、触るときは手洗いしてからにする、この注意です。自らを守ることが、他人を守ることに繋がります。ご自愛あらんことを。

今月もよろしくお付き合いください。

2020.8.1   弘田直樹

7月のごあいさつ

コロナコロナで過ぎていきます。梅雨?夏至?マスクをしろの、密を避けろのの日常でここ何か月。気が付けばジメジメの夏の中にいる、最近のお決まりの大雨もきっとやってきましょうし。会食や飲み会がパッタリなくなって、最近やっとあちこちで仲間内でと始まっているようですが、ビアガーデンで大騒ぎってのにはまだほど遠い感です。海水浴場も軒並み今年は海開きしないと宣言してます。つまり監視員を置かない、海の家を開けない、更衣室やシャワー室も開けないと。でも、来て泳ぐのはいい、勝手に(自己責任で)やってくれと言うてます。行政仕事です。事故が起きたらどうするんでしょうね。知りませんで済むのかどうか。コロナがどうこうではなくて海水浴時の安全でしょうにね。当初、春休みもゴールデンウイークも潰れたと嘆いてましたが、夏休みも短縮されて、きっと秋冬にはまた流行がぶり返して、今年は一年ずっと塗りつぶされるのでしょうね。今更自粛って言葉は使われないでしょうが、どこも自分の所からは感染者出したくない(犯罪者扱いされますメディアから)のです、周りを見ながらそろりそろりでしょう。広島の収賄議員たちと同じです、誰かが口を開くまでじっとしてるのです。とこうあれこれ言うたところで、暑い夏はやってきます。皆様にはどうぞご自愛いただきますように。

今月もよろしくお付き合いください。

2020.7.1    弘田直樹

6月のごあいさつ

春休みも5月連休もすっかり潰れ、観光業界、旅行業界、飲食業界のみならず殆ど全ての業種業界が影響を受けました今次の大コロナ禍。感染症自体は(日本では)それほどの大疫ではなかったのですが、これほどに人の動きを止めることは本来の毒性如何を問わずまさに大災害でした。初動がどうの(中国客に阿った)、日本の対策が世界標準ではないのとやんやの非難が浴びせられてきたことでしたが、何とか治まってみればまた評価も違ってきて、あれだけ批判してた連中も口を拭ってます(負け惜しみ言うてます)。有名人が何人か亡くなりました、志村けんの死亡報道が政府や専門家のどんな言葉よりも国民の背筋を伸ばしました。が、口を極めて非難していた連中の依拠するところの海外標準対応よりも良好な成果をもたらしているのです。結果が全てなのです。今後正しく遡って評価してほしいことです。

感染拡大防止に人の動きを止めると金の動きもピタリと止まってしまって、こんな壮大な社会実験もない事でありました。感染防止策と経済活動はまさにトレードオフの関係です。どちらを採るか。「命は地球より重い」国柄です我が日本は。仕事がなくなっての餓死、自殺よりも病死防止が優先されます。あとは死ぬだけの寝たきりの老人が感染して死んでいくのを許しません。どの国もそうでしたが、今次安倍さんが聊か前のめりに緊急事態宣言を全国解除したのも間違いなく経済活動からの要請です。二波三波が危惧されていますが、これ以上座して待つわけにもいきません。今こそ、二兎を追う時でしょう。心して向かいましょうぞ。

2020.6.1        弘田直樹

5月のごあいさつ

コロナがこんなになると思わなかったですね。2月3月のことを思い出しても詮無きことなのですが、所詮他人事でした。都鄙の差は大きいのです、都会を羨むことが多いけれどこんな時は対岸の火事です、大変じゃのう・・と眺めてる。やがて都会に溢れてきて都会が門を閉め始めると、すぐに隣にこぼれていくという現象が明らかになって、田舎も安穏としてられなくなる。北海道に第二波が押し寄せたのも、千葉に埼玉に和歌山にパチンカーが押し寄せたのも、大都市の隣県や名だたる観光地だけの特有現象じゃないのでした。当県は広島と福岡に挟まれてます、下関から宇部小郡までの県西部は福岡(門司、小倉、博多)文化圏です、活発な行き来があってこその経済です。県東部は当地柳井は措いても(悔しいですが)隣の大島ヘは多くの広島ナンバーの車が押し掛けます。広島、福岡が閉まったらこぼれてくるのでした、東京大阪という巨大人口の大都会界隈と相同です、そのスケールを縮小して

。こぼれるなんて今は迷惑げに言うてますが、普段は隣県からのインバウンドを請い呼んでいるわけです。今更来るなはないわけです。首都圏の知事がそうであるように、当県知事も下関市長も同じように言い難そうに言うてます、今は来ないでくれ。各地のパチンカーの無頼さは我々の住む社会の構成員の多様さやその割合を具体的に示してくれますが、もう一つ、あの状況を誰もが非難を胸に呑み込んでただ見ているだけという日本の法治国家ぶりを顕しているのです。私権の制限なんて禍々しい言葉の肌触りの気味悪さです。性善説は心地よいのですが、多様性の二面さを承知してないと最後は子どもの喧嘩になってしまいましょうか。言うこと聞けや!放っとけ、やかましいわ!感染拡大防止が目的の筈ですが、私権の制限という言葉の響きの方がうんと大きくなるのです。今は来ないでね、と言いたいだけです、勝手な言い分と知りつつです。はいよ、またねと応えてくれればそれで済むのですが、そうは問屋がなんとかで。こういうことを考えさせてくれるところ、今次のコロナ禍はつくづく壮大な社会実験だなと思うことです。社会学的にも経済学的にも政治学的にも心理学的にもあらゆる分野でポスト・コロナと呼ばれる時代が構築されるんでしょうね。まさにペスト、コレラに匹敵するものなのでしょう。

今月もよろしくお付き合いください。

2020.5.1        弘田直樹

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