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1月のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。令和の新年が明けました、東京五輪の年です。ミレニアムとの聞きなれぬ言葉が飛び交ったあの時からもう20年です。早いですか?早いですねぇ。一年が早ければ20年30年もあっという間です。ソ連が潰れて30年です、ベルリンの壁が壊される映像は記憶に生々しいです。私事ながら平成4年に開業して28年です。とは言え、早いの遅いのは振り返ってみればの感想です、今からの20年30年なんては果てしなく向こう側です。そんなに長生きも望みませんし、そういう想像自体が皮算用です。さりとて「今日一日に感謝する」という境地でもないのです。今やることをやる、やるべきことをする、明日のための今日ではなくて今日やれることをやっておく、この心境です。私は運命論者で物事は必然として起こり消えていくと思ってます。いえ、マルキシズムではないのです、唯物論には与しません。物事は偶然の重なりあいなのでしょうがそうなるべくしてこの結果に成っているという考えです。自分がやるべき役割があって、それと周りの環境との組み合わせで結果が出る。結果が好ましいかそうでないかはもちろん自分の成果努力が律速するのでしょうが原因はそれだけではない。でも、こうなるべくしてなった結果なのだという考えです。逃げてますか?それとも諦観ですか。世の中にはサクセスストーリーが溢れてますね、ハングリーもの、ど根性もの、成り上がりもの等々。どこをサクセスと定義するかの話なのですが、平凡に日々きちりと生きる人と違うだけのことですよね。スタート地点の違い、大波小波さの違い、それは偶然ではなく必然的な個人差ですから。あなたが両親から生まれたことによる必然です。ここに偶然などありません。この特定の二人から生まれた必然です。だからこの運命を背負って生きるしかないですね。私は人生を切り開いてきたなんて感覚はありません、流れに乗ってきたという感覚です。それを運命と表現しているというわけです。令和の御代におそらく生涯を閉じるのでしょうが(いえ、浩宮は私より3歳しか違いませんからどちらが先かわかりませんが)、そこに向かうのみ、なのです。

今年もよろしくお付き合いいただきますようお願いいたします。

2020.1.1      弘田直樹

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