2023年1月あいさつ

新年明けましておめでとうございます。まさか3年も続いてクリスマスパーティーを開催できなくなるとは思いもよらぬことでしたがこれも結果論です、毎年毎年他の年次行事と並べて中止の決定してきたことでした。昨年末からの第8波の高まりはあっという間に前7波のピークを越えてウイズコロナ政策を揺さぶります。ウイズコロナとはつまりコロナ感染症を特別扱いしないこと、端的には感染法上インフルエンザ並みの扱いに「格落ち」させることですが、年末の報道によれば政府はそれを企図しているけれど専門家たちがまだ早いと掣肘しているようで、早くても今春だそうです。ったく。専門家ってのはどうしてこれだけ役に立たない、無駄な(もちろん結果的にです)講釈垂れるばかりで効果的な提案できない集団なんでしょうかね。医療行政は政治家(役人)の仕事ですが、政策立案には専門知識が必要です、二言目には専門家の意見を聴いてと措くのは彼らの逃げ道でもあるのです。その逃げる先が頼りないと来ると・・。3年前の感染当初には尾身さんが政策に鼻をつっこみ過ぎて自ら退いたことがありましたね、あそこから無責任さが一層強くなったということでしょう。俺たちは科学を話すのみ、それをどう捉えるかはあなたたち(政治家)の問題だと。予定調和というべきか阿吽の呼吸と皮肉るべきか。そういう目で見れば、ワクチン神話とゼロコロナ政策の共倒れは科学なるものの限界を示しているのかもしれませんし、いまさら神様(観念論、不可知論)に再登場願うこともできぬにせよ人の世は(この大自然は)唯物論でも御せぬことの証明なのでしょう。科学至上主義の世の中ですが、science とは微に入り細を穿って現象を説明する数式化する一般式化するだけのことです、その知識をどう使うかどう応用するかは別問題ということです。つまりウイルス感染蔓延対策と世の混乱をどう治めるかは別問題だということです。このダラダラが今年で終止符打たれることを願わずにはおれません。どうぞご自愛ください。
皆様には今年もよいお年でありますようにお祈りいたしまして
今年もよろしくお付き合いいただきますようお願いいたします。

2023.1.1 弘田直樹

12月挨拶

コロナ感染第8波の渦中(のはずです)、保健所業務の軽減縮小目的の陽性者報告形態の変更によってそれ以前の報告数との客観的な比較ができなくなり全体的な把握が困難になっているのですが、11月の末の時点では全国総数が10万人を越えたり下回ったりを繰りかえします。当県では1000人、広島は3000人が再燃の目安かと勝手に判断していますが、こちらも越えたり下がったりです。インフルエンザは当地では今のところ未だ見えません。同時流行が確かに面倒なことですが、シオノギの新薬が田舎の開業医にまで届いて来ればこれはこれで展開は変わりましょう。どこの開業医ででもコロナとインフルエンザの区別を付けられる検査キットを使ってますから、それぞれ適した薬を処方すればよいとなります。コロナとて普通の風邪です(こう言うとあれこれ定義を振りかざす妙な科学者気取りの連中が出てきますが、インフルエンザも風邪ですから)、熱が出てしんどい時は寝ているしかないし、そうすればきっと治るのですから。どうぞ皆様ご自愛ください。

残念ながら今年の Xmas Rock’n Roll Party も中止といたします。あちこちでイベントが再開されていることは承知しておりますが、声を出すな、マスクを外すな、飲み食いするな、席を立つな、騒ぐなという条件がどうにも承服できません。二十数余年皆様に支えられてきたこのパーティーです、従来のスタイルで開催できるまで待つことにいたします。環境が整うことを心から願って来年を期することといたします。皆様にはどうぞお元気にお過ごしになられますよう。

今年一年お付き合いいただきまして有難うございました。パーティー同様、このHPも皆様のご厚意こそが継続動機です。今後も書き続けて行く所存です、明年もよろしくお願いいたします。

2022.12.1              弘田直樹

11月挨拶

コロナが今夏盆の大流行を過ぎてそのまま鎮まるかと思ってましたが、第8波に入っているそうです。おまけに今冬はインフルエンザの同時流行が予想されると国は正式に通知を出しています。ピーク時には一日にインフルエンザ30万人コロナ45万人合わせて75万人が新たに感染するだろうと。どんな計算だ?とツッコみたくなりますが、向こうさんはいたってまじめに最悪の数字として示しているのでしょう。こういう数字をあれこれ当てはめるのは役人さんたちの得意技です、きっとあなたの街の予想感染者数も出ているはずです。当県は8000人(人口150万弱)、当地柳井は440人(人口3万人)だそうです。どんな数字で脅かされても、皆さんは罹らぬように注意するのみ、医療側は滞らぬよう診察するのみ、そもそも完全な予防などはできぬことです、罹ったら治るのを待つのみです。と言ってしまえば身も蓋もないことなのですが、コロナ禍は社会を抑えつけて3年を越えます。恨めしいことです。

恒例のXmas Rock’n Roll Party ですが、何とか今年こそはと機を窺うことでした。上記の如く盆過ぎてからの経過はあるいはと期待を抱かせたのでしたが、現在の予想下ではその計画も立たぬことです。二年続けて中止してきたことでしたが、残念ながら今年も中止せざるを得ないと判断しております。よろしくご諒解くださいませ。

今月もよろしくお付き合いください。

 

2022.11.1                弘田 直樹

10月挨拶

コロナがやっと終息するかの気配です。7月、国が感染者の増加傾向を横目に見ながら頑としてマンボウや緊急事態宣言を出さずにおいて、それはそれで with Corona への意図 だとアピールしたことでしたが、メディアが3年ぶりの行動制限のない夏休みと煽りに煽った末に故郷の花火大会や祭りやに大勢が繰り出したのは周知の事実、7月の末から盆にかけてのあの大流行の中でも国は動きませんでした。今となれば懐かしいフレーズですが「今の感染者数は二週間前の感染状況の反映だ」をなぞれば8月末はとんでもないことになることでしたが豈図らんや盆過ぎてからガクンガクンと新規感染者数は減っていきました。結果として行動制限せずともこうなったと証明したことになりました、ここを先途と国は感染者数の全数把握を全国一律に停止しました。正確には全数把握は継続されているのですが保健所扱いする件数を大幅に減じたのです。いきなり五類落としはさすがにできないから、その前段階としての姑息に過ぎぬのですが、やがてこの体制に皆慣れてきます。完全に市中感染化します、「常在ウイルス感染症」化します。今冬に専門家が言うようにインフルエンザが3年ぶりに流行すれば、そしてそれを奇貨にしてシオノギの新薬が承認されて全国開業医に渡れば、ここで保健所扱いからすっかり外れて「完成」です。開業医はインフルエンザかコロナかを分別して薬を配ればいい、必要なら町の病院に入院して治療すればいいです。特別の病院に運ばずともよくするのです。私は今冬インフルエンザが流行ってくれればいいと思ってます。コロナ前より日本人はより一層マスク装着への強迫観念(と言うてもいいでしょう、あるいは同調圧力)が強まってますから、そう容易くはインフルエンザも流行しないかもしれませんが、インフルエンザでコロナを駆逐できぬかと思っています。悪貨は良貨を駆逐すると言いますが、どっちが良悪かはさて措いて、なじみのあるインフルエンザで置き換える、吹き飛ばすという絵です。ご存知の通りインフルエンザには薬があります、タミフルがあります、イナビルが、ゾフルーザがあります、点滴薬もあります。同時流行と脅かす声もありますが、ここ3年間の経験からはそりゃないだろう?どっちか一つだろ?とも思います。だから来いよインフルエンザ!乱暴ですかね。

今月もよろしくお付き合いください。

2022.10 .1       弘田 直樹

9月挨拶

3年ぶりの行動制限なしの夏休み、そして盆の帰省。3年ぶりの故郷の祭り、花火大会、友人との邂逅とくればコロナ感染の再拡大が十分に危惧されるところでした。行動制限を頑なにかけなかった政府のココロはもちろん人出を回復させて金の回りを復活させることとwith Corona への布石です、少々のことには目をつぶるぞ。果たして今までの経緯に準じて東京大阪などの大都会で再燃した後、一気に全国に広がりました。全国への広がり方が破格でした、当県のような人口150万人を切るような田舎でも一日に三千人を越える新規感染者が出てました。夏休みの最中です。当家にも関西から長女一家が帰省してきてました、もう都会も田舎もない状態です。感染者は増えましたがほとんどは家庭内での子供への感染、その子らが保育園幼稚園で広げてまた別の家族に広げるという、例年のインフルエンザの流行と同じ有様です。この段階を経てのウイズコロナ、そうならそうとはっきり伝えればいいものを、イギリスの果断さを拙速と批判しながら世界一の感染者数を出した日本の政策が姑息そのものだったことに何の反省もないのでした、政府にも、そしてご用達の感染症専門家達にも。第7波が過ぎれば今冬はさすがにインフルエンザもやってきましょう。3年ぶりのクリスマスパーティーの開催や如何に。

今月もよろしくお付き合いください。

2022.9.1     弘田直樹

8月挨拶

コロナ第7波が猖獗を極めています。従来ならとうの昔に緊急事態宣言が全国に出ているところですが、今次は経済を優先させて国は行動制限をかけません。それならそれでちゃんと説明して(イギリスや他の国のように)進めればいいのに、それをしないからグズグズ感にあふれているのです。今回は行動制限をかけないけれども個人それぞれが感染対策を厳重にしてくれと担当大臣は言うばかり。岸田さんも同じ口吻です。でも指定感染症としての扱いを変えないもんだから感染者の急増激増に保健所だけでなく開業医までが火を噴いている。開業医はそもそも抗原検査して(PCR検査機器を備えてる医院も多いのでしょうが)陽性陰性の区別をして投薬するだけなのですが、そこに発熱者が次から次に押しかける。逼迫が常用漢字化するんじゃないかというほどに頻用されてます、新聞もひっ迫と書かずに漢字で書くようになってきます、勝手なもんです。With Corona で行く。そう宣言すればいいんです。早く委員会なり閣議なりに掛けて格落ちさせる。保健所扱いから医者に任せる。逐一の報告も要らない。軽症は軽症なりに、重症はそれなりに看てくれ。インフルエンザ同様に定点機関での報告を求める。先に間違って蹴ってしまった塩野義の内服薬を早く承認して市中の開業医に回す。すればインフルエンザ化の完成です。行動制限なんぞはとんでもない。会合も飲み会もコンサートも観劇もどれもOK。保健所扱いしながら行動制限掛けないってのは無茶です。どうするつもりなんでしょうね。どういう Que が入れば実行するんでしょうか。
今月も皆様、十分にご自愛あれ。

2022.8.1 弘田直樹

7月挨拶

またコロナの感染者数が増えてきてます。マスクを外してもいいと政府が勧奨して、スポーツ観戦(野球、サッカー、大相撲)を宣伝手段にして人流制限、密集制限を緩めてきた結果です。当県のような地方の鄙もそうでしたが、中高生のスポーツ関連のクラスター発生が多く見られて、新感染者数はなかなか減らなかったのですが重症例は少なく、これで終息するのかと感じていたところです。全国での発生数が一万人を切った日にはそうそうとニンマリし、次の日にはそうは行くかと二万人を越えたりする繰り返しです。ワクチン接種が足らないのでしょうか。最近はもうほとんどTVも新聞も言わなくなりましたが3回目の接種は拡がってません。副反応をあれだけ面白がって報道すれば怖がりますわね。隠したり嘘ついたりはいけませんが、過度の煽りも同罪です。政府は人出を促進してます、これは明らかなのです、だから皆その気になってきている。少々感染者が増えようとも今後は容易にマンボウや緊急事態宣言は出さないでしょう。もう怖がるな、with Corona だ。折からまたまた異常気象です、空梅雨もいいところにさして異常高温。さらに原油高、原材料高から物価高と電力逼迫ときて、どうなるんでしょうね。豪ではインフルエンザが流行ってるそうです、今冬は日本にも来るんでしょう。サル痘はどうです?これもロシアの所為ですか?そりゃあまりに言いがかり。こりゃ本当に「終わりの始まり」って奴かもしれませんよ、安物の評論家達がよく口にするあれです。世界が、仕組みが、日常が、社会規範ががらりと変わっていくのかもしれません。既得権益にすがるしかない私達年寄りにはきついことです。

とまれ、暑い夏が三カ月続きます。どうぞどうぞご自愛なさいますように。

今月もよろしくお付き合いください。

2022.7.1     弘田 直樹

6月挨拶

もういい加減に治まってくれと誰もが思っているうちに5月の連休を何とか感染再爆発なく凌げたのはいい経過で、国もロシア侵攻をいい口実にしてわざと知らん顔を決め込んでずるずると規制を緩めてきてます。プロ野球や大相撲での観客数緩和という見た目のアピールをはじめとして、旅行や飲食への言及がうんと減りました。新感染者数はそんなに減ってないのですが、TVの扱いも今までは長尺で詳しいことでしたがマクラ扱いか天気予報並みのルーチン化。当県も連日300人前後をウロウロしてるんですが、それだけです。今日は何人でした、先週の同じ曜日と比べて云々だけ。そうやって皆の意識から遠ざけて行く。少々の再燃ではもうマンボウも緊急事態宣言も出さないとの暗黙(かどうかは知りません)の合意なのでしょう。経済止めても感染は止められなかったのでした。飲み屋が悪いんじゃなかったのでした。旅行が悪いんじゃなかったのでした。それぞれの業界への手当てを考えれば更なる規制をという選択肢はないことです。もうその時期だとの判断でしょう。小児の原因不明の肝炎やサル痘など、また新たな感染症が言挙げされてます。天然痘という言葉を久しぶりに聞き、痘瘡ワクチンは1970年代に中止されていてそれ以降に誕生した者達には天然痘への免疫がないという状況下にサル痘の話題です。今夏のビヤガーデンは?今冬の忘年会は?歓送迎会をはじめとした飲み会をずっと封印してきて、もういいかげんにしてくれなのです。誰に頼むのでもなく、誰に禁じられるのでもなく、同調圧力に弱い日本人の共通気質のままにマスクを離さずに自粛しながら周りを監視しているこのうしろめたさです。いやですねぇ。

2022.6.1    弘田 直樹

5月のごあいさつ

風薫る五月。季節は間違いなく巡るのですが、それに沿って環境や気持ちが盛り上がっていけるか。もちろんコロナ禍のことですが、皆さんはいかがですか。丸々二年間、自粛自粛に縛られてた日々でした。もう要らん!ですね。未だに連日全国の新感染者数がニュース番組の枕になってます(ロシアの侵攻以来二番手三番手に甘んじてますが)、高止まりなのか低止まりなのかは措いてもなかなか減りません。去年の五輪後のあの急速な終息具合を知ってますからどうした?ではあるのですが、岸田さんもさすがにもうマンボウや緊急事態宣言は恥ずかしくて発出できないでしょう、出しても出しても治まらぬと証明されましたから。飲食店とその後ろに連なる関連業界、だけでなく人が集まってなんぼの業界全てを干上がらせただけという結果でした。尾身さんはトーンこそ落としてますが同じことを繰り返してるだけ、「専門家の意見を尊重」してる政府が抜本的に改革できるはずもなく、ならばこちらからと国民が動き始めました、今日大型連休の初日で新幹線の乗車率が高くなってるそうです。自由席で座れなかったとこぼす人が笑ってました。デッキまで満員の新幹線が260㎞のスピード出して分刻みのダイヤで走ってる、これが好況日本の象徴ですからね。酒の出る懇親会もあちこちで再開されてるようです。お上が緩めぬなら、こっちから出て行く。日本人得意のなし崩し手法。正式には許さぬが、下々の工夫を見逃しながら追承認するというお上の伝統的手法でもあります。保健所の追跡も随分と緩くなってきました、追跡すれば治まるわけではないとこれもわかったからです。こんな広く浅く拡がり且つ死なない(死ぬ人もいますが、エボラやペスト並みの罹れば死ぬの代物ではないという意味です)感染症は放っておけやとの大実験だったと早く総括すればいいですね。それを待ってられないからこちらから出て行く。庶民の心意気やよし。ですよね。

今月もよろしくお付き合いください。

2022.5.1        弘田 直樹

4月のごあいさつ

ウクライナへの軍事侵攻ニュースで塗りつぶされた3月でした。どれが真でどれが嘘なのか、もちろん自国民に向けて自国に不利な情報などは流さないのです、平和な状態であればこそ権力に抗う報道も許されるわけですが、昭和初期の日本がそうであったように全体主義や権威主義は情報統制言論統制が必須なことになります。トランプさんのお陰でフェイクニュースという英語が日本語になってしまいましたが、今はAIが写真や動画、人の声をより本物らしく捏造する時代です、SNSの普及で誰もが多種の情報をリアルタイムにオンタイムに得られる時代だからこそフェイクが横行するというわけです。ロシアとウクライナの報道内容の違いこそが戦時の国民に対する戦意高揚の重要性を物語ります、大本営発表です。前線に配置されたロシア軍兵士たちの戦意の低下が報道されるようになりました、今月中に停戦がなるかもしれません。世界中の誰もが歓迎することでしょうが、プーチンがどう落とし前を付けるか。アメリカとNATOがどういう勝ち方するか。核兵器はやはり最大の武器でした、抑止力という名の最大の武器でした。6000発の脅しだけで他の核保有国が手を出せぬうちに領土目的の軍事侵攻までできることをロシアが教えてくれました。それを中国や北朝鮮が見ているのです。国連がいかに飾り物で常任理事国の利権団体であるかを晒しました。権威主義全体主義の早さ強引さ果断さは個々の多様性を尊重する民主主義のじれったさ無能さをあぶりだしました。チャーチルのように冷笑を浴びせて道を外さぬように進むしかないとは言え、翻って日本人の暢気さではあります。対岸の火事見物です。あなたもそうでしょう?

今月もよろしくお付き合いください。

2022.4.1          弘田直樹

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