9月挨拶

3年ぶりの行動制限なしの夏休み、そして盆の帰省。3年ぶりの故郷の祭り、花火大会、友人との邂逅とくればコロナ感染の再拡大が十分に危惧されるところでした。行動制限を頑なにかけなかった政府のココロはもちろん人出を回復させて金の回りを復活させることとwith Corona への布石です、少々のことには目をつぶるぞ。果たして今までの経緯に準じて東京大阪などの大都会で再燃した後、一気に全国に広がりました。全国への広がり方が破格でした、当県のような人口150万人を切るような田舎でも一日に三千人を越える新規感染者が出てました。夏休みの最中です。当家にも関西から長女一家が帰省してきてました、もう都会も田舎もない状態です。感染者は増えましたがほとんどは家庭内での子供への感染、その子らが保育園幼稚園で広げてまた別の家族に広げるという、例年のインフルエンザの流行と同じ有様です。この段階を経てのウイズコロナ、そうならそうとはっきり伝えればいいものを、イギリスの果断さを拙速と批判しながら世界一の感染者数を出した日本の政策が姑息そのものだったことに何の反省もないのでした、政府にも、そしてご用達の感染症専門家達にも。第7波が過ぎれば今冬はさすがにインフルエンザもやってきましょう。3年ぶりのクリスマスパーティーの開催や如何に。

今月もよろしくお付き合いください。

2022.9.1     弘田直樹

8月挨拶

コロナ第7波が猖獗を極めています。従来ならとうの昔に緊急事態宣言が全国に出ているところですが、今次は経済を優先させて国は行動制限をかけません。それならそれでちゃんと説明して(イギリスや他の国のように)進めればいいのに、それをしないからグズグズ感にあふれているのです。今回は行動制限をかけないけれども個人それぞれが感染対策を厳重にしてくれと担当大臣は言うばかり。岸田さんも同じ口吻です。でも指定感染症としての扱いを変えないもんだから感染者の急増激増に保健所だけでなく開業医までが火を噴いている。開業医はそもそも抗原検査して(PCR検査機器を備えてる医院も多いのでしょうが)陽性陰性の区別をして投薬するだけなのですが、そこに発熱者が次から次に押しかける。逼迫が常用漢字化するんじゃないかというほどに頻用されてます、新聞もひっ迫と書かずに漢字で書くようになってきます、勝手なもんです。With Corona で行く。そう宣言すればいいんです。早く委員会なり閣議なりに掛けて格落ちさせる。保健所扱いから医者に任せる。逐一の報告も要らない。軽症は軽症なりに、重症はそれなりに看てくれ。インフルエンザ同様に定点機関での報告を求める。先に間違って蹴ってしまった塩野義の内服薬を早く承認して市中の開業医に回す。すればインフルエンザ化の完成です。行動制限なんぞはとんでもない。会合も飲み会もコンサートも観劇もどれもOK。保健所扱いしながら行動制限掛けないってのは無茶です。どうするつもりなんでしょうね。どういう Que が入れば実行するんでしょうか。
今月も皆様、十分にご自愛あれ。

2022.8.1 弘田直樹

7月挨拶

またコロナの感染者数が増えてきてます。マスクを外してもいいと政府が勧奨して、スポーツ観戦(野球、サッカー、大相撲)を宣伝手段にして人流制限、密集制限を緩めてきた結果です。当県のような地方の鄙もそうでしたが、中高生のスポーツ関連のクラスター発生が多く見られて、新感染者数はなかなか減らなかったのですが重症例は少なく、これで終息するのかと感じていたところです。全国での発生数が一万人を切った日にはそうそうとニンマリし、次の日にはそうは行くかと二万人を越えたりする繰り返しです。ワクチン接種が足らないのでしょうか。最近はもうほとんどTVも新聞も言わなくなりましたが3回目の接種は拡がってません。副反応をあれだけ面白がって報道すれば怖がりますわね。隠したり嘘ついたりはいけませんが、過度の煽りも同罪です。政府は人出を促進してます、これは明らかなのです、だから皆その気になってきている。少々感染者が増えようとも今後は容易にマンボウや緊急事態宣言は出さないでしょう。もう怖がるな、with Corona だ。折からまたまた異常気象です、空梅雨もいいところにさして異常高温。さらに原油高、原材料高から物価高と電力逼迫ときて、どうなるんでしょうね。豪ではインフルエンザが流行ってるそうです、今冬は日本にも来るんでしょう。サル痘はどうです?これもロシアの所為ですか?そりゃあまりに言いがかり。こりゃ本当に「終わりの始まり」って奴かもしれませんよ、安物の評論家達がよく口にするあれです。世界が、仕組みが、日常が、社会規範ががらりと変わっていくのかもしれません。既得権益にすがるしかない私達年寄りにはきついことです。

とまれ、暑い夏が三カ月続きます。どうぞどうぞご自愛なさいますように。

今月もよろしくお付き合いください。

2022.7.1     弘田 直樹

6月挨拶

もういい加減に治まってくれと誰もが思っているうちに5月の連休を何とか感染再爆発なく凌げたのはいい経過で、国もロシア侵攻をいい口実にしてわざと知らん顔を決め込んでずるずると規制を緩めてきてます。プロ野球や大相撲での観客数緩和という見た目のアピールをはじめとして、旅行や飲食への言及がうんと減りました。新感染者数はそんなに減ってないのですが、TVの扱いも今までは長尺で詳しいことでしたがマクラ扱いか天気予報並みのルーチン化。当県も連日300人前後をウロウロしてるんですが、それだけです。今日は何人でした、先週の同じ曜日と比べて云々だけ。そうやって皆の意識から遠ざけて行く。少々の再燃ではもうマンボウも緊急事態宣言も出さないとの暗黙(かどうかは知りません)の合意なのでしょう。経済止めても感染は止められなかったのでした。飲み屋が悪いんじゃなかったのでした。旅行が悪いんじゃなかったのでした。それぞれの業界への手当てを考えれば更なる規制をという選択肢はないことです。もうその時期だとの判断でしょう。小児の原因不明の肝炎やサル痘など、また新たな感染症が言挙げされてます。天然痘という言葉を久しぶりに聞き、痘瘡ワクチンは1970年代に中止されていてそれ以降に誕生した者達には天然痘への免疫がないという状況下にサル痘の話題です。今夏のビヤガーデンは?今冬の忘年会は?歓送迎会をはじめとした飲み会をずっと封印してきて、もういいかげんにしてくれなのです。誰に頼むのでもなく、誰に禁じられるのでもなく、同調圧力に弱い日本人の共通気質のままにマスクを離さずに自粛しながら周りを監視しているこのうしろめたさです。いやですねぇ。

2022.6.1    弘田 直樹

5月のごあいさつ

風薫る五月。季節は間違いなく巡るのですが、それに沿って環境や気持ちが盛り上がっていけるか。もちろんコロナ禍のことですが、皆さんはいかがですか。丸々二年間、自粛自粛に縛られてた日々でした。もう要らん!ですね。未だに連日全国の新感染者数がニュース番組の枕になってます(ロシアの侵攻以来二番手三番手に甘んじてますが)、高止まりなのか低止まりなのかは措いてもなかなか減りません。去年の五輪後のあの急速な終息具合を知ってますからどうした?ではあるのですが、岸田さんもさすがにもうマンボウや緊急事態宣言は恥ずかしくて発出できないでしょう、出しても出しても治まらぬと証明されましたから。飲食店とその後ろに連なる関連業界、だけでなく人が集まってなんぼの業界全てを干上がらせただけという結果でした。尾身さんはトーンこそ落としてますが同じことを繰り返してるだけ、「専門家の意見を尊重」してる政府が抜本的に改革できるはずもなく、ならばこちらからと国民が動き始めました、今日大型連休の初日で新幹線の乗車率が高くなってるそうです。自由席で座れなかったとこぼす人が笑ってました。デッキまで満員の新幹線が260㎞のスピード出して分刻みのダイヤで走ってる、これが好況日本の象徴ですからね。酒の出る懇親会もあちこちで再開されてるようです。お上が緩めぬなら、こっちから出て行く。日本人得意のなし崩し手法。正式には許さぬが、下々の工夫を見逃しながら追承認するというお上の伝統的手法でもあります。保健所の追跡も随分と緩くなってきました、追跡すれば治まるわけではないとこれもわかったからです。こんな広く浅く拡がり且つ死なない(死ぬ人もいますが、エボラやペスト並みの罹れば死ぬの代物ではないという意味です)感染症は放っておけやとの大実験だったと早く総括すればいいですね。それを待ってられないからこちらから出て行く。庶民の心意気やよし。ですよね。

今月もよろしくお付き合いください。

2022.5.1        弘田 直樹

4月のごあいさつ

ウクライナへの軍事侵攻ニュースで塗りつぶされた3月でした。どれが真でどれが嘘なのか、もちろん自国民に向けて自国に不利な情報などは流さないのです、平和な状態であればこそ権力に抗う報道も許されるわけですが、昭和初期の日本がそうであったように全体主義や権威主義は情報統制言論統制が必須なことになります。トランプさんのお陰でフェイクニュースという英語が日本語になってしまいましたが、今はAIが写真や動画、人の声をより本物らしく捏造する時代です、SNSの普及で誰もが多種の情報をリアルタイムにオンタイムに得られる時代だからこそフェイクが横行するというわけです。ロシアとウクライナの報道内容の違いこそが戦時の国民に対する戦意高揚の重要性を物語ります、大本営発表です。前線に配置されたロシア軍兵士たちの戦意の低下が報道されるようになりました、今月中に停戦がなるかもしれません。世界中の誰もが歓迎することでしょうが、プーチンがどう落とし前を付けるか。アメリカとNATOがどういう勝ち方するか。核兵器はやはり最大の武器でした、抑止力という名の最大の武器でした。6000発の脅しだけで他の核保有国が手を出せぬうちに領土目的の軍事侵攻までできることをロシアが教えてくれました。それを中国や北朝鮮が見ているのです。国連がいかに飾り物で常任理事国の利権団体であるかを晒しました。権威主義全体主義の早さ強引さ果断さは個々の多様性を尊重する民主主義のじれったさ無能さをあぶりだしました。チャーチルのように冷笑を浴びせて道を外さぬように進むしかないとは言え、翻って日本人の暢気さではあります。対岸の火事見物です。あなたもそうでしょう?

今月もよろしくお付き合いください。

2022.4.1          弘田直樹

3月のごあいさつ

コロナの話題はもうよそうと思うのですが、もう三年も経つというのに未だにマスクだ3密だとうるさいことです。寒いうちはマスクも嫌じゃないですが、しかし顔が半分隠れてるのが普通というのはやはりおかしいことです。が、これで気づくことも多いのです。顔の上半分だけで十分表情がわかりますね、口が隠れていても表情がわかる、つまり目は口ほどのものを言うもんだと。でも、目から上だけ美人、男前の多いことにも気づいておられましょう?前から知っている人であっても、マスク顔に慣れてしまって、ひょいと外した顔を見るにああ?そうだった?と。初めて会う人なら猶更です。目と髪型とで想像する顔と実際とのギャップに吉本のお決まりのコケではありませんが、あらら・・と思うことは少なくないことです。怖いなぁ。いえ、別に怖がることでもないのですが、目は口ほどに物を言うのでしょうが、それでも物を言うのは口ですし、口のある下半分が顔の印象をより強く形成していると改めて知るのです。こういう実験はどなたもこなたもどこででもマスクをしているこういう時にしかできぬことです、私たちは顔の上半分と下半分の違いを図らずも専門家の講釈を聴く前に知ったのでした。もっとも仮面舞踏会じゃあるまいし誰もが上半分を隠すなんてことはあり得ませんし、目(の周囲)が見えなければおそらく個体識別自体ができぬことでしょう。下半分を隠すから笑い話で済むことですし、だからどうしたという話でもなかったのですが、もう飽きましたよねという思いは一緒でしょう?と愚痴りたいのでした。

今月もよろしくお付き合いください。

2022.3.1              弘田直樹

2022年1月のごあいさつ

明けましておめでとうございます。皆様におかれましてはさわやかな新年をお迎えのことと拝します。今年もどうぞよろしくお付き合いいただきますようお願いいたします。

オミクロン株の新年早々のブレイクスルーが予想されます。今季の帰省客の多さを考えるに必然です。また各地でマンボウやら緊急事態宣言やらが発出されるのでしょう。気の重いことです。今度は都会発ではなくて地方都市発の感染爆発になるやもしれません、地方都市で火の手が上がりその後東京大阪に再集中する。日本だけでなく世界中のパンデミックであるとすればやむないことです、日本だけ特別に少ないなんてのはあくまで願望事でしょう。銘々で注意防御するしかありません。五輪後のわずか3か月の解放感でした。

ポストコロナをどう組み立てるか。そんな話になりかけていたところに冷水です。コロナ対策に使われた臨時の国家支出は80兆円になんなんとする額だそうです。不正取得の横行しているのはご存知の通りですが、それにしても日本にそんな余裕があったのか?と訝ってしまいます。MMT理論とやらは赤字国債が円建てである限り国のデフォルトはあり得ないというものだそうで、いくら出費したところでお札刷ればいいだけだという楽観視もあるやに聞きますが、これもほんまかいな?と訝って。対する財務省のプライマリーバランス論も真っ当過ぎてどうかなとは思うのですが。今日明日の個々の暮らしの問題だけではなく、国の財政は大丈夫なのかと私の如き素人さえ心配してしまう中で、ここにさらにオミクロン禍です。ここでまた人やモノの動き(つまり金の動き)が止まれば深い傷になることは想像に難くありません。出るはため息ばかりなりです。

ここは今暫くの辛抱です。託っていても不平鳴らしていても始まりません。ここは辛抱してコロナ禍の過ぎるをとにかく待つのみです。新年早々に面白くない話で恐縮ですが、皆様には何卒ご自愛いただき健やかにお過ごしになるようお祈りいたす次第です。

今年もよろしくお付き合いください。

2022.1.1    弘田直樹

12月のごあいさつ

尾身苦労。まさかこんな語呂でもないのですが、オミクロン株とはまた耳慣れぬ呼称です。ミューのプサイのオメガのとギリシャ文字はそれなりに耳にする機会がありますが、これは初めて聞きました。ウイルス侵入防止のための水際作戦の甘さをこの二年間いやというほど見てきましたから、岸田さんの普通の(きっと世界的な水準でしかないと思います)対応が迅速英断に思えます。が、11月29日夜のニュースで南アフリカからの訪日者からコロナ陽性者が一人既に見つかっていると報道してます。もう遅いのでした。五輪終了を待っていたように急速に感染模様が変化縮小し、この二か月で終息を期待させる経過をとってきましたが、あるAIは12月の第6波到来を予測しているそうです。もう入ってきてるんでしょうねぇ。またひどい目に遭うのでしょうか。我々は粛々と自衛するのみです。今年の年末年始も辛抱しましょう。

トップページでも案内しておりますが、今年のクリスマスライブパーティーの中止を決断しました。二年間の空白はもう若くはない我々にとって厳しいことなのです、声の出るうちに唄えるうちにというのは実は切実な課題なのです、できれば今年は歌いたい。が、昨年も書いたことですが、来場してくださる皆様のお陰があって二十数年続いてきたこのライブパーティーです、皆様の安全は言わずもがな、皆様に窮屈な思いをさせるような開催は許されますまい。飲んで食べて大声で笑っての愉快で楽しい時空間でフルスペックのロックンロール。できる環境の調うを待つことにします。皆様にはどうぞよろしくご了解ください。

今年も一年お付き合いいただきまして誠に有難うございました。今後も狎れず諂わず阿ずを胸にツッパって生きて行こうと思います。皆様のご厚誼ご厚情に改めて感謝いたします。年末年始、どうぞご自愛くださいませ。

2021.12.1      弘田直樹

11月のごあいさつ

いくら暑い夏であっても猛暑日が9月にもたらされようとも、今までは10月になるとさすがに涼風が立って季節が変わることでした。だから9月は初秋ではなくまだ夏と思って凌ぎましょうなんて言うてたことです。が、今季は違いました、10月半ばまで暑いこと。冗談ではなく日本は温帯地帯ではなくなって亜熱帯気候になっているんでしょう。フィリピンや台湾に準ずる気候帯。と思うと、急速に気温が下がって秋を飛び越える勢いでした。きわめて詳細に解説するようになった各局の天気予想が教えてくれます、前線を挟んで秋の冷気と夏の暖(暑)気がせめぎ合う、太平洋高気圧が強いか弱いかでその前線が南北に上下して気候気温が左右されると。最近とみに気候温暖化への非難を聞くようになりました。日本人学者へのノーベル賞授賞が契機にはなっているのでしょう、これこそノーベル賞の政治的意味合いです。トランプさんに噛みついた少女も大人になってましょうね。

コロナ感染が全国的に鎮静傾向です。欧米に倣って(倣わずとも業界の悲鳴は切実でしょうから)飲食機会規制の緩和が進みます。夜中まで飲めるようになりました。さてここからですが、いつもの忘年会クリスマスが戻って来ましょうか。昨年はやむなく中止延期しましたクリスマスロックンロールパーティーでした、今年はもちろん機を窺ってはおりますが昨年申しました通り、あれこれ制限しながら小さく再開するよりもフルスペックでの再開を期すつもりでおります。お酒飲みながら心おきなく笑い話し唄い踊りの機会であればこその大人のパーティーです。それができないようであれば今年も延期するつもりです。決定次第お知らせいたします、皆様にまたお会いできる日を楽しみにしております。

今月もよろしくお付き合いください。

2021.11.1      弘田直樹

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