今年は雨の多い梅雨でした、雨が降ると気温が上がらずに大丈夫かいなとも思わせましたが、梅雨明けと同時に猛暑。いきなり蒸し暑い。盆頃のあの灼熱感、連日の暑さで熱が冷めずに室外機とは別に草木が石が建物が電柱が終日熱を発しているあの盛夏感。いきなりでした。そして蝉が鳴きすだく。こちらも鳴き始めると一気に。アブラゼミがクマゼミがここぞとばかりに鳴く。気温40℃以上を酷暑日と名付けねばならぬほどの高温多湿、35℃が珍しくなくなった結果のこと。陽は容赦なく照りつけて冷房に馴れた体を汗まみれにする。今年は同級生が次々に70歳を迎える巡りの年、70だ?いつの間にこんなに?と誰もが言う。祖父母や父母の老いを横目で見ながら遠い先の話と他人事にしていたことでした。年寄り扱いするのは若い者達であって、本人にはその自覚など全くない、若い時にそう気づいたことを思い出しますが、それを実感するわけです。だから「今どきの若い者は」のフレーズと同じほどの普遍性で世の中のあちこちに散らばっている世代間ギャップは必然なのです。年寄りはおとなしくしろ、ひっこんどけ。事実定年組はくっきり二つに分かれます、引っ込んでしまった者とあれこれやること見つけている者と。私のように定年ない組はダラダラと引きずるばかりなのですが、今後は櫛の歯が一本一本欠けていくように一人逝きまた一人逝きと減っていくのでしょう。暑さを厭い寒さを忌みしながら、月の満ち欠けを愛で、季節の移ろいをいとおしく感ずる。熊本の方々には申し訳ないことですが、呑気に思っています。
今月もよろしくお付き合いください。
2026.8.1 弘田直樹