米騒動を奇貨に小泉さんを再び前面に押し立てて勢いを得たい目論見だったのでしょうが都議選で再びの惨敗。石破さんではどうにも目の出ないことを自民党は思い知ったはずですけれどこれと言っての対策も打たずに、世界情勢が動いている今に政治空白を作るのは云々かんぬんとズルズル先送りしつつ、一方で野田さんの衆院多数野党状態を利そうとする行動があれだけなければ(よくもあれだけバラバラに動くことよと感心することです)、石破さんのままで参院を戦ってこちらも多数野党とした後で、改めて衆院解散で政権交代との皮算用が見えぬのでもないですが、そうは問屋が、いやトランプさんが、他の世界情勢が卸してくれようかいと素人ながら思います。未だに月刊誌では安倍ロスの嘆息が続いてますが、だから早く高市さんに替えろとならぬのがこの業界の不思議なところと言うか。ウクライナはロシアの思惑通りに進むのでしょう、持久戦の末にヨーロッパ(NATO)が倦み見放す。共通の価値観と呼んで民主主義統治が当然とされてきたパクス・アメリカーナが、アメリカ自身の手によって(トランプが壊したのではなくて、新共産主義、文化的マルキシズムによって。トランプは元に戻そうとしているのです)崩れていく、代わって中露の権威主義が専制主義が伸してくる。台湾有事は日本の有事と一体日本人のどれだけの者が分かってましょうか。政治資金だ夫婦別姓だと言い争ってる場合じゃないよとこれまた誰もが口では言うて、その実態は米騒動が象徴するように何年先のことを考えられなくなっている日本。政治家が悪いんじゃないですよ、国民を越える政治家なんて出て来やしませんから。石破さんや野田さんを非難したところで天唾そのものです。あなたもあのレベルだということです。日本国民があのレベルだということですから。うむ、今更のようにこの80年の背骨をなくした退廃を思います。その内の70年弱を生きてきた身が何を他人事のように言うとるか、との己に向けてのツッコミでもあります。
猛暑が続きます、皆様におかれましてはどうぞご自愛いただきますように。
今月もよろしくお付き合いくださいませ。
2025.7.1 弘田 直樹