さて今月を機にコロナ以前に戻れましょうか。こういう言い方を嫌う向きはポストコロナと横文字でごまかします、結局同じことでしょうに。でも、この無用に（敢えて言います、結果論ですが）暮らしそのものを抑えられた３年間の経験は何かを変えましょうね、そうは思います。よく言う、V字回復成るか。これでもかと凹まされた飲食旅行業界、その周りの各種業界が、この大型連休を期に巻き返しを図ります。インバウンドの急増をTVが伝えます。かつて増えれば増えたで外人たちのマナーの悪さ（文化文明度の違いは仕方ないことでしょうが、観光地からクレームがわんさか上がってましたね。金落してくれるのを持つ商店ばかりじゃない、そこに住む人もいるというわけです）を非難していた口はどこへ行った？の手の平返し。特に中国人観光客の無体をこれでもかと伝えていたあの口は。あからさまには言わないまでも、そもそもの武漢ウイルスの日本蔓延は当初安倍さんが慌てて団体客の入国を止めたことを尻目に個人扱いの中国人観光客が札幌雪まつりへ大量来訪してたことが機でしたからね。でも、こうやって待っている、マスクしないで歩き回る客を。金を落としてくれる上客を待っている。コロナ以前であれポストコロナであれ経済回復こそがもたらされるべき結果であれば、コロナ劇場の幕を降ろして向こうを隠してとにかく人を動かせろ。この3年間の全国民参加の大実験で分かったことはヒトの知恵ではウイルスに勝てぬことと、人が動かねば金も動かぬこと。巣ごもり特需は新たなニッチ業界を再認識させました。ここは花より団子。建前より本音。そうは知っているつもりですが、現金なことではあります。

と、言いながら私もＶ字回復を目指します。年次行事をどれも復活させるつもりです。必ず今年はクリスマスパーティーを開催します。乞うご期待。です。

今月もよろしくお付き合いください。

2023.5.1       弘田　直樹