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10月挨拶

コロナがやっと終息するかの気配です。7月、国が感染者の増加傾向を横目に見ながら頑としてマンボウや緊急事態宣言を出さずにおいて、それはそれで with Corona への意図 だとアピールしたことでしたが、メディアが3年ぶりの行動制限のない夏休みと煽りに煽った末に故郷の花火大会や祭りやに大勢が繰り出したのは周知の事実、7月の末から盆にかけてのあの大流行の中でも国は動きませんでした。今となれば懐かしいフレーズですが「今の感染者数は二週間前の感染状況の反映だ」をなぞれば8月末はとんでもないことになることでしたが豈図らんや盆過ぎてからガクンガクンと新規感染者数は減っていきました。結果として行動制限せずともこうなったと証明したことになりました、ここを先途と国は感染者数の全数把握を全国一律に停止しました。正確には全数把握は継続されているのですが保健所扱いする件数を大幅に減じたのです。いきなり五類落としはさすがにできないから、その前段階としての姑息に過ぎぬのですが、やがてこの体制に皆慣れてきます。完全に市中感染化します、「常在ウイルス感染症」化します。今冬に専門家が言うようにインフルエンザが3年ぶりに流行すれば、そしてそれを奇貨にしてシオノギの新薬が承認されて全国開業医に渡れば、ここで保健所扱いからすっかり外れて「完成」です。開業医はインフルエンザかコロナかを分別して薬を配ればいい、必要なら町の病院に入院して治療すればいいです。特別の病院に運ばずともよくするのです。私は今冬インフルエンザが流行ってくれればいいと思ってます。コロナ前より日本人はより一層マスク装着への強迫観念(と言うてもいいでしょう、あるいは同調圧力)が強まってますから、そう容易くはインフルエンザも流行しないかもしれませんが、インフルエンザでコロナを駆逐できぬかと思っています。悪貨は良貨を駆逐すると言いますが、どっちが良悪かはさて措いて、なじみのあるインフルエンザで置き換える、吹き飛ばすという絵です。ご存知の通りインフルエンザには薬があります、タミフルがあります、イナビルが、ゾフルーザがあります、点滴薬もあります。同時流行と脅かす声もありますが、ここ3年間の経験からはそりゃないだろう?どっちか一つだろ?とも思います。だから来いよインフルエンザ!乱暴ですかね。

今月もよろしくお付き合いください。

2022.10 .1       弘田 直樹

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