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4月のご挨拶

1781056_650700838344796_155158984_o寒い3月でした。
そう括れると思いますが、月末から一気に春になりました。でも毎年こうなんでしょうね、いちいち覚えてないだけですか。

消費税増税騒ぎで、TVは面白がってあれこれ煽ってました。12時をまたぐ買い物はどうなる?とか、掛け売りの代金はどっち?とか。少し前には、旧税率で家を建てたりする契約はいつまでにすればいい?とか、税理士の試験問題か?と突っ込みたくなるような煽情的な話題ばかりでした。4月になれば否応なくなんです。馬鹿馬鹿しいことです。増税前需要と呼んで唆すばかりでしたが、もちろん大商機です、大も小も大売り出しですが、安くて買えるというのは思い込みですよね、増税後と比べればの話で、今が安いわけではありません。トヨタ方式なるものを思い出しました。原価をとにかく削る、カンバン方式と呼ぶ、必要な量だけを作る、用意する。無駄をするなという原則ですが、例えば大量購入すると単価が安くなりますが、それを逆に考えて単価が安い時に大量に買い込んでおくのが得かどうかという象徴的な事例があります。単価10円の物をいつもは100個仕入れているところ、単価が8円に下がったからといって得ですから300個買っときましたするのが本当に得なのかどうなのか。一度には100個しかいらないところですから200個デッドになって、1000円の支出で済んでいたところに2400円出てるわけです。それでも一個8円で買えたというお得感は残るのですが、実は・・です。今回もそうですね。買い溜めたティッシュやたばこ、ビールを来月使う、飲む時に3%得したと思うのでしょうが、今月の支出がいつもより増えている事には目をつぶります。来月の支出は少なくなることでしょう(買い溜めた分だけ)が、今月の増えた分とトータルしたらきっと変わらぬことでしょうね。来月は来月で出て行くんですから。これがマインドなのですね。購買欲の刺激。経済とは人の感情なのです。人は目の前の単純な損得勘定で動くわけです。

と、エラそうにごめんなさい。沢山買いこまれた方々、それはそれでお得であったのでしょう。買い込まなかった者の強がりです。今月もよろしくお願いいたします。

2014.4.1   弘田直樹

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