長い長い季節の変わり目でした。
初春なのか晩冬なのか、暦の進みと天候気候が一致しない四月が終わり、いくらなんでもこれから先は、成春から初夏の薫りに満ちるでありましょう。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先月には久しぶりにイベントがあり、マージーボックス演奏してまいりました。
会場の広さや雰囲気によってこちらの気分も大きく変わります。もちろん聞いていただいている方々の気持ちも会場の雰囲気によって変わっていきます。
だから面白いんです。
「環境」は非常に大事なのだと改めて認識する機会になります。
これは日常の事ごとでもよく経験することですね。
部屋を掃除するだけで、模様替えするだけで気分が一新される、仕事がはかどる。新しい道具に替えるとやる気が湧く。環境なんて一般化抽象化してしまうと人ごとのように思ってしまいますが、服装を替える、髪型を変えるに始まって、道具を替える、置き位置を変える、内装を変える、居場所を変える、場所を変える、さらには相手を替える、仕事を替える、人生を替える、といささか過激な環境変化まで。
人の気持ちというのは「難しい」のですが、実は単純です。
そういうことに気づくのもこういう違いを経験すればこそのことです。もっともっと自分に働きかけるのがいいんじゃないんでしょうか。自分はこうなんだと決めつけるにはまだ早い、というか自分の潜在能力、ポテンシャルは自分が考えているよりきっと大きいものだと思います。
いえ、自己啓発モノを推奨するつもりは毛頭ありません。
そういうことではなくて、お金をかけなくても、怪しいセミナーに出かけなくても、自分の身の回りを変えるだけでとても新鮮な気分になれるという事実です。
薫風そよぐ季節、窓を開け放して気分を変えましょう。
いいことが起こりそうですよ。
2010.5.1 弘田直樹