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12月のごあいさつ

地震があちこちで起こり、5年ぶりに津波の記憶が呼びもどされ、火山は吹き、10月に30℃を越える日があり、11月に東京に積雪しと、異常気象の年であったことは確かでしょう。これを書いている時点でまだ一カ月残しておりますので、これらを越える天変地異が今年中に起こるかもしれません、まだまとめるに早いのですが。百年に一度、千年に一度と珍しさの表現があるのですが、あの大津波からまだ5年しか経ってないのです、今がまさに大天災の当たり年周り年ではないのでしょうか。注意用心を怠るなと言うわけですが、どうしろと?です。起こるか起こらぬかわからぬことにどれだけ注意を注ぎ続けられるというのでしょうか。学者学会やマスコミ、行政はお念仏のように唱えておけばいいのです。狼少年になるをおそれず無駄(空振り)を厭うなと。いえ、そうはいきませぬ。ヒトの心はそうはできていません。狼少年の寓話の本意は「嘘をつくな」なのでしょうか。あの話で狼に食われるのは少年だけでしたかね、村の人々は無事だったですかね、忘れてますが。少年だけなら嘘をついちゃならぬと言う話ですね。村人も食われているなら、常に備えを怠っちゃならぬという諭しにもなりますね。空振りを怖れずに注意喚起せよ。が、発信側の精度が落ちれば落ちるほどに受信側の反応は鈍くなります。それもこの寓話の伝える真理(心理)です。雨には降られるしかない。逃げられたらそれは単純に幸運だったから。そういう諦めも受信側にきっとあるのだろうと思うことです。

今年もお付き合いいただきまして有難うございました。皆様のお陰で、ブログも連続10年以上の更新を続けることができております。トップページで案内しております通り、恒例のパーティーで締めくくりたいと思っております。今年一年のご愛顧、心より感謝いたします。

2016年 12月 1日 弘田直樹

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