• マージーボックス

8月のごあいさつ

大雨のち酷暑。TVは39℃だ40℃だと囃したてました。
先月は蝉が鳴き出すうんと前から酷い暑さが続き、気づいたらあれ鳴いてないなと。いつもなら盆過ぎた頃に感じるうだる暑さ、もう勘弁してくれの暑さが7月中にやってきてこっちの感覚がずれてしまったからでしょう、蝉の鳴き始めるのはきっと例年通りだったはずですが。まさか暑過ぎて羽化が遅れたなんてこともないでしょう、月末にはいつもの夏と同じアブラゼミとクマゼミの大合唱でした。大雨の爪痕は大きく残り、当地には幸い被害の少ないことでしたが、山陽本線は柳井徳山間でいまだに不通です。

山陽本線は広島での被害が大きく、道路は早々に回復したのですがトラック輸送で賄えぬ遅配は続いています。もっともそれはいまだに断水の続いている地域の不便不自由さとは比べようもないことです。家屋等の居住施設の破壊、インフラ設備不全といった直接的な被害に加えて、広範な災害で強調されるのは交通路の遮断、孤島化です。今次呉の孤島化が報道され、海路の輸送が選択されてましたね。日本最大の軍港であった町に皮肉なことではありました。
こんな時こそ空輸ですね。大型ドローンの開発です。そりゃヘリコプターだろう、なのですが、発着等の運航に広さや資格やあれこれ制約のある現行のヘリではない、物資運搬用の大型ドローンの開発。もう始まっていることでしょうが、災害が続けば必要は発明の母なのです、これだけ需要があれば必ず技術開発は進みます。人命救助には現行の自衛隊や救急隊のヘリを飛ばす、救援物資の運搬には大型ドローンだと。でも所詮はこっち方向なのですね。

被害後への対策。被害前、つまり未然に防ぐ方向、災害そのものをなくす、大雨を降らす雲や台風を潰す方向へはなかなか進みません。防潮堤だの砂防ダムだの護岸工事だのは天災後への対応です、天災そのものをなくす手立ては?原爆水爆や生殖技術など神をも畏れぬことを為してきた人類です、不都合な自然現象を制御するが一番の防災ととうに知っています。私ごときが言わずとも、こんなこと研究してる者は昔から世界中にわんさかいましょうね。私は期待してますがねぇ。

皆様におかれましては暑さ厳しき折からよろしくご自愛くださいませ。

 

2018.8.1??????????????? 弘田直樹

© Mersey Box. 2017 All rights reserved.