• マージーボックス

4月のご挨拶です。

 3月はうららかな春なんかじゃなくて嵐の時期なんだと何かで読みました。なるほど。3月と聞くとそれだけでコートを脱ぎたくなりますが、春は名のみの風の寒さよで、雪、雨、嵐の前月だったことは周知の如く。たしかに嵐の三月でしたね。この早春賦、歌詞を漢字で読むまでどういう意味かわからなかったこと思い出します。字で読んでもしばらくわからなかったことも同時に思い出します。そうじゃなかったですか。なのみの、がわからない。でしたよね。同じ思いをした、というか笑い話になったのはサザンの勝手にシンドバッドの歌詞「むなさわぎのこしつき」の部分、私はずっと「胸騒ぎの腰つき」と思い込んでいて、それでも別に意味が通らなくもなかったもんでしたが、歌詞を文字で見ると「胸騒ぎ残し着き」でびっくり。ついでにもう一つ、歌詞の思い違いでひっくり返った話を。ピーナッツの「ふりむかないで」の歌詞、今ね靴下直してるのよ、あなたの好きな黒い靴下、のくだり。わたしはずっと、ついこの前まで、この靴下は彼氏のもので、彼女が破れた靴下をつぎはぎでもして繕っている、そんな家庭的な歌詞と思ってたのですが、何かの話題で女房とこの話になって、大笑いされた後に、何?に言ってんのよタコ!この靴下は彼女のストッキングのことで、彼氏が好きな黒いストッキングをはき直してる場面、それを見たらいやよって言ってるんじゃないのバーカと解説いただいてびっくり。純朴家庭的どころか何とも艶っぽい歌だったんだ・・って。今こうやって思い出しても笑ってしまうほど何の疑問もなく思い違いしてました。こんなもんだと思うんですがこんなご経験はないですか?ないですか?私だけですか?・・
今月も皆様お元気で。マージーボックスはしっかり充電中です。
                            2009.4.1 弘田直樹

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